2016年に初公開されて世界中で話題になったアストンマーティン「ヴァルキリー」。フェラーリを越えるハイパーカーを目指して開発されているのですが……
ご覧のように、そのエクステリアとインテリアが公開されました!
今回は、イギリスが世界に誇る老舗メーカーであるアストンマーティン(とレッドブル・レーシング)が開発している本モデルをご紹介してみましょう。
アストンマーティン「ヴァルキリー」とは?
ハイパーカーと自称するだけのことはあり、とてつもないパフォーマンスを発揮するに違いない「ヴァルキリー」。
今回の発表にパフォーマンスに関わるものはありませんでしたが、過去のリリースでは、エンジンはコスワース製6.5L V12。900PS以上を発揮します。
シャシーはカーボンモノコックで車両重量は1,000kg程度と言われていますから、どんな走りなのやら想像すらつきません。
公道仕様150台とサーキット専用車両25台の生産が予定されていましたが、そのお値段は4億円とも言われています……
これでエクステリアは95%が完成!
それでは、今回のリリースに基づいて「ヴァルキリー」のエクステリアからご紹介して行きます。
空力を徹底的に追究することで、同ジャンルの常識を覆すようなエクステリアデザインとされています。
ティアドロップ型コックピット下に設けられた異様に大きな空間にご注目ください!
これはベンチュリートンネルで、リアディフィーザーに向けて膨大な空気を流すことを可能とし、これこそが圧倒的なダウンフォースを生む理由です。
このベンチュリートンネルのお陰でボディシェル表面は過度な空力デバイスを追加する必要がなく、そのために美しいスタイリングを可能としてます。
記し忘れましたが、本車両はミッドシップレイアウトを採用しており、そのためルーフにはエアインテークを装備しています。
ドライビングポジションはF1&Le Mansレーサー並!
インテリアスペースを可能な限り確保するため、シートはコックピットスペースに直付けされており、そのドライビングポジションはご覧の通り!メーカーリリースにも”F1&Le Mansレースカーのようなポジション”と表現されています。この一見狭いドライバーズシートに出入りできるよう、ステアリングホイールは着脱式とされています。
それでも「ヴァルキリー」のシートは、充分なサポート感を得つつドライビングに集中できる、とされています。
標準で4点ハーネス、サーキット走行を前提としたオプションで6点ハーネスも選択可能とされています。
アストンマーティンのデザインチームは、ドライバーが前方に集中できることを狙って、すべてのスイッチ類をステアリングホイールに集中的に配置しています。
ステアリング右奥に見えるのは有機ELディスプレー。大切な情報はコチラに表示される、とされています。
美しいエクステリアデザインと空力を考慮した結果、「ヴァルキリー」はドアミラーを廃しており、代わりにカメラを装備。その映像が映し出されるのは、左右Aピラー付け根付近に配置されたモニターです。
いかがでしたでしょうか?アストンマーティンが開発中のハイパーカー「ヴァルキリー」。公式発表された、そのインテリア&エクステリア、あり得ない仕様としか言いようがありませんね……
続報が入りましたら、お伝えしたいと思います。