子供が乗るバービーカーを大人も楽しむ遊具にしようなんて、ふつう日本人であればなかなかできない発想ですよね。そんな思い切った改造を敢行したYouTubeチャンネルの「Grind Hard Plumbing Co」が、前回ご紹介した「アメリカ人ユーチューバーが作った魔改造バービーカー!その中身はどうなっているのか?」に続いて、ジープタイプのバービーカーを魔改造していたので、そちらもご紹介いたします!
まさに魔改造!子供用のバービーカーにモトクロスレーサーのエンジン
今回犠牲になったのはこちらのジープタイプのバービーカー。速攻でこのピュアな原型は見る影もなくなってしまうので、今が見納めです……。
エンジンは、ホンダのモトクロスレーサーバイクCRF450Rの449cm3水冷単気筒4バルブで、最高出力は公式に発表されてませんが約55馬力とされています。
プラスチックでできたバービーカーにモトクロスレーサーのハイパワーエンジンなんて搭載したら、走行時にバービーカーがバラバラになってしまわないか心配になってしまいますが、その作り込みは驚くべきほど細密なものでした。
魔改造バービーカーの改造内容は
ハイパワーエンジンをバービーカーに搭載するうえで、プラスチックのボディそのままにエンジンを載せただけなら確実にボディの剛性不足は明らか。
そこで、スチールパイプを切ったり溶接したりしてベースとなるフレームを製作。バービーカーのホイールベースでは頻繁にスピンしてしまうどころか、ろくに真っすぐも走ることができません。
バービーカーを二つにぶった切って、ホイールベースを延長。
フレームにはリアに複雑な独立4リンク式サスペンションの構造を生み出し、ダンパーにはオフロードバイク用のものを装着して、バギーカーのような本格的な設計になっています。
これに、ゴルフカートで使用されるホイールにブロックタイヤを履かして、オフロードはもちろんハードな凹凸やジャンプまでできちゃう車体になっています。
外装は可愛いジープ・ラングラー、中身はバケモノ
さすがに、ここまでしてしまえばオリジナルのカートにバービーカーの外装だけ。まさに、中身は魔改造がほどこされた本格オフロードカートです。
それでもピンク色の可愛らしいジープラングラーの面影が残っています。
車体全体がピンク色でディズニーのプリンセス・キャラクター「ジャスミン」のプリントを残していて、アンバランス感にギャップ萌えしてしまいますね!
可愛らしいバービーカーなのに450ccのレーサーオフロードエンジンを搭載したバケモノはどんな走りをするのか、見ていてワクワクする動画になっています。