昨日(2015年9月15日)開幕した「フランクフルトモーターショー2015」。
フォルクスワーゲン・グループのブガッティが世界で最も有名なレースゲーム『グランツーリスモ』のために開発した「ブガッティ ビジョン グランツーリスモ(以下、BVGT)」を実車アンヴェイルしました。
最近のブガッティ社と言えば、世界最高額(約3億円)かつ最速のハイパーカー「ブガッティ・ヴェイロン」450台の生産をしています。また、すでにVIP向けにその座を受け継ぐ「シロン」も公開されている模様です。今回のショーではシロンは公開されませんでしたが、それを余り補えるぐらいの素晴らしい発表でした。
BVGTの背景には、同社の名車である、1937年、39年とル・マン24時間レースを制覇した「タイプ57タンク」がいます。”グランツーリスモ流”に言うのではあれば、ヴェイロンが『レーシングモデファイ』を施したなら、このようになるという印象を受けました。
公式リリース(グランツーリスモ・ドットコム):http://www.gran-turismo.com/jp/news/00_5252473.html
まだスペックの詳細は不明ですが、ヴェイロン譲りのW16クワッドターボと4WDシステムが搭載されており、それがどの程度ヴィジュアル通りにアップデートされているのかは画面の前で確認する他ありませんね。ただ、ブガッティのエンジニアは「ル・マン24時間レースの舞台であるサルテ・サーキットで400km/hに達するポイントが4つはある」とコメントしています。
とてつもなく速く、しかしドライバーに従順なマシンに仕上がっているはずです。なお、ゲーム上での配信はまだ先になりそうですが、非常に楽しみです。
Writer:
クリハラジュン