これ、シボレーコルベットなんだぜ…?いろいろひん剥かれたカスタムバギー

高出力・高トルクを発揮する大排気量のV型エンジンを搭載し、大柄な車体を誇るかのように、どこまでも続きそうな直線の道のりを高速巡航で駆け抜けていくアメ車。最近ではダウンサイジング化も進んでいますが、国産車と比べればパワーも見た目もインパクトの強さは圧倒的です。

 

そんなアメ車を象徴するクルマの1つがシボレー コルベット。中でも5代目となるC5は現在まで続く、コルベットのスポーツカーとしての基礎を築いた記念碑的なモデルです。カスタムシーンでも、スポーティな素養を活かすことが多いですが、なんと重厚感たっぷりなバギーへと大改造した1台を発見!

オフロード走行向きのカスタムとはいえ、コルベットどこいった!っていいたくなるほどの変貌ぶりです。

 

面影が残るのは2シーターだけ

こちらがCorvette Buggy。コルベットじゃないだろという声が飛んできそうですが、紛れもなくベースは1999年式のコルベットC5です。外側から見る限り面影が残るのは2シーターの運転席・助手席のみで、それ以外はかなり大掛かりなカスタムが施されていると見て取れます。

 

まず注目したいのは左右のドア。完全に取り外されていて、代わりに何やらネットのようなものが装着されています。これはウインドウネットと呼ばれるもので、転倒したり、横転した時に腕や頭が外に飛び出さないよう防いでくれる役割を担っています。

加えて車体全体にはボディ剛性・安全性強化の役割を持つロールケージが組まれていたり、ロールケージ左後方には消化器が固定されていたりと、競技用の車両なんじゃないかというくらいの気合の入れようです。

 

エンジンは5.7L V型8気筒エンジンでシボレー初となるオールアルミエンジンとして知られたLS1型。大排気量で自然吸気、なおかつ最高出力350PSと絵に描いたようなアメ車のエンジンです。ハイオク指定でリッター7km強という燃費もダイナミック。アメ車はガソリン代なんて気にしてはいけないのです。

 

純正サスのまま車高アップ

オフロード車の一番わかりやすい特徴ともいえるのが、高い車高。凸凹のある未舗装路で走破性を高めるためには、最低地上高をある程度確保しなければなりませんから、自ずと高くなってしまうものなんです。

もともとがスポーツカーなのであまりそうは見えませんが、Corvette Buggyでも当然のように純正サスペンションはそのままにアジャスターを使用することで、車高のアップが行われています。

 

オフロード走行となればタイヤも外せない要素。左がCorvette Buggy用のオフロードタイヤで、右がノーマルのオンロードタイヤ。ホイールサイズは17インチのままにも関わらず、大きさの違いは一目瞭然です。ブロック形状となっているトレッド面がタイヤのサイズ感と合わさって強烈なインパクトをはなっています。

 

ギャップがありすぎるシックなインテリア

内装に目を移すと、カスタム感が強い外観と比べるとおとなしめ。実は、ダッシュボード、コンソール、カーペットやシートに至るまで、純正パーツが残されているので当然といえば当然です。でも、シートはアジアンテイスト漂うカバーで覆われていて、異国情緒を演出しています。揃いの布地のターバンでも巻きながら、砂漠をひた走る姿が思い浮かびそうですね。

 

そしてなんとステアリングとメーター類も純正そのまま。スピードメーターは時速320km、タコメーターは7,000rpmまで刻んでいます。水温、油温、電圧計、燃料ゲージがついています。デジタル全盛の今でも、アナログ表示が至高!なんて人にはうれしいポイントです。

さらにありがたいのが、エアコンがちゃんと機能していること。これならデートにもなんとか使えそうですが、スピーカーが取り外されているので、ラジオを流せないのはちょっとつらいかも。環境音が丸聞こえですし、会話が弾みそうにもありません……。やっぱりバギーは一人で乗るべき!?

 

コルベットはオフ車でもイケる

スタイリッシュな2シーターのスポーツカーという本来の姿から大きく変化していながらも、見た目・性能ともにオフロードを走るバギーとして申し分ないだけでなく、ワイルドさとスタイリッシュさがうまく折衷された1台に仕上がっています。街乗りにも一応使えて、オフロードを爆走できるコルベットというのも新鮮。オフ車のベースとしてもコルベットはイケそうですね。

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公式サイト

ジョン スミス

ジョン スミス

XLR 250 BAJAで腕磨いてます。デミオでラリーに参戦中、目指せフル参戦。好きなバイクメーカーはイタリアのMV AGUSTA。