あのgoogleがフィアット・クライスラーとコラボレーション! 独自に開発していた自動運転技術をクライスラー「パシフィカ(Pacifica)」に搭載してテストを開始することが正式に発表された。
グーグルが自動運転!?
ご存じの方も多いと思うが、グーグルの自動運転カー開発プロジェクトは、2009年から開始されたもの。各種のセンサーや画像認識技術、人工知能の搭載などで、ドライバーが一切操作せずにクルマが“自分で”運転することを目指して開発が進められているものだ。
アメリカでは、すでに実際の路上を使ったテストが幾度も行われていて、レクサス「RX450h」や独自開発の電動自動車などに技術を搭載したテストカーが走行。幾度か公道での事故も発生している。
そんなグーグルの技術を新たに搭載してテストを開始するのが、クライスラーが新たにリリースしたハイブリッド・ミニバン「パシフィカ」だ。
クライスラー・パシフィカとは?
日本国内には未導入のモデルだが、アメリカで好調な北米専売のトヨタ「シエナ」などの対抗馬。3.6リッターV6エンジンを搭載、電動モーターと組み合わせることで高い燃費を誇り、大人6人がゆったり座れる居住空間が自慢だ。
グーグルは最近、様々な自動車メーカーとのコラボがウワサされている。その中で、今回のフィアット・クライスラーとの提携は、大手自動車メーカーとの初タッグだ。
他のメーカーとも同じような関係を築くかどうかはまだ不明だが、とりあえずはグーグルの自動運転技術を搭載したフィアット・クライスラー製のクルマが発売される可能性が出てきたことは間違いない。今後も注目だ。
参考:Google to put self-driving car tech in Chrysler Pacifica Hybrid minivan : gizmag、FIAT CHRYSLER AUTOMOBILES