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最大1020馬力!? ソーラーパネルの屋根を持つ電動SUVコンセプトがバケモノすぎる

最大1020馬力!? ソーラーパネルの屋根を持つ電動SUVコンセプトがバケモノすぎる

馬力のある車というと、皆さまはどのような車が思い浮かびますか?ワイスピのダッジチャージャーは2018年型が700馬力、歴代最強とうたわれる2021年型ポルシェ911ターボSは650馬力、高級車代表・フェラーリが初めてPHEVに手を出したSF90はエンジン出力と電気モーターを合計すると1,000馬力にもなります。

そんな面々のさらに上をいく怪物のような電気自動車が登場したので、今日はそちらについてご紹介します。

 

Humble One

最大1020馬力!? ソーラーパネルの屋根を持つ電動SUVコンセプトがバケモノすぎる

Humble Oneはアメリカ合衆国・カリフォルニア州に拠点を置くEVスタートアップのHumble Motorsが発表した電動SUVのコンセプトモデルです。日本車とドイツ車を掛け合わせたような、まずまず無難なデザインをしているためこれが苦手という方はSUVアレルギー以外にはいないでしょう。

Humble Motorsは主に太陽光エネルギーを利用した電気自動車を開発しており、過去にデザインアワード受賞歴のあるF1レースカーデザイナー、フォードの燃料電池部門の元責任者であるエンジニアや技術起業家などの、強力なキャリアを持つスタッフらによって構成されています。

 

最大1020馬力!? ソーラーパネルの屋根を持つ電動SUVコンセプトがバケモノすぎる

Humble Motorsは現時点における電気自動車のあり方に疑念を感じていました。電気は別にサスティナブルなエネルギーではなく、現状電力の85%は石油や天然ガスなどを用いて発電されており、カーボンニュートラルという言葉からは程遠いからです。

また、電気自動車の普及に伴って相当規模の充電インフラを整える必要がありますが、世界中どの国においてもそれを効率的に行えている場所はありません。

 

最大1020馬力!? ソーラーパネルの屋根を持つ電動SUVコンセプトがバケモノすぎる

そこでHumble Motorsは車載ソーラーパネルという結論こそがベストだと判断しました。Humble Oneのルーフには7.5平方メートルもの大面積ソーラーパネルが装着されており、EVの苦手とする長距離航行を克服しているのです。

その他にも、回生ブレーキや折り畳み式「ソーラーウィング」によって燃料に一切頼らない発電を心掛けています。

 

スペックはバケモノだけど…?

最大1020馬力!? ソーラーパネルの屋根を持つ電動SUVコンセプトがバケモノすぎる

とまあご高説はここまで。実際に気になるのはタイトルにもある「1,020馬力」ですよね。Humble Motorsからの発表によると、Humble Oneのスペックは以下の通り。

重量:1,814kg

馬力:1,020

航続距離:800キロメートル

太陽光発電のみでの航続距離:最大96キロメートル

「えっ、スペックってこれだけ?」と思われるかもしれませんが、実はこのHumble Motorsは2020年に創立されたばかり。しかも創立から1年ちょっとで発表したコンセプトモデルであれば、これ以上詳細なスペックは求められないでしょう……。

 

発売はいつ?

最大1020馬力!? ソーラーパネルの屋根を持つ電動SUVコンセプトがバケモノすぎる

Humble Oneは現在量産計画中で、2024年から生産開始、2025年に発送・発売が始まるそうです。お値段は税抜きかつオプションなしで109,000USドル=およそ1200万円。がっつり高級車帯な価格ですが、すでに20億円分もの注文(=160台分)が入っているそうです。

購入を検討される方は、ホームページの予約画面から300ドルで事前予約し、発売時に優先的に購入手続きが可能になります。

Writer: ZANGE

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