フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリにすら、”世界一美しいクルマ”といわしめたジャガーの名車「Eタイプ」。低く構えた流麗なフォルムは時代を経ても色褪せることなく、世のクルマ好きの熱い視線を集め続けています。メーカーにとっても象徴的な一台で、2018年にはデザインはそのままにEV化された「Eタイプ ゼロ」の少量生産も決定したほどです。

2020年夏からデリバリーが予定されているジャガー Eタイプ ゼロ。スタイルは初代とまったく変わらない。
そんなホットなクラシックスポーツカーが、なんとイギリスのオークションサイトに30万円~で登場しています。もっとも子供用のハーフサイズレプリカですけどね。でも作り込みはかなりのもので、しかも本物のエンジンまで搭載している本格派なんです。
大人も乗りたくなる出来のEタイプミニレプリカ
こちらが実物。見ての通り、長いノーズと短いリアデッキをはじめとして、かなり忠実にスタイリングを再現しています。高品質の磨き上げられた真ちゅう製のベゼルやスリムなバンパーの輝きといったら……。さすがにちょっとテールランプ周りは簡略化されちゃってますが、これはこれで玩具らしいアレンジといえるでしょう。

ヘッドライトは飾りではなく、きちんと動作する。
ちなみに元となったEタイプは大きく分けてマイナーチェンジを3回していて、それぞれシリーズ1~3と呼ばれています。ヘッドライトカバーがあることから、こちらのミニモデルは人気の高いシリーズ1に基づいていることがわかります。
冒頭でお伝えしたとおり、45ccのエンジンをリアに搭載。最高時速は約24kmと原付き相当のスペックです。きちんとディスクブレーキも装着されているので制動性も十分確保されています。
インテリアに目を向けてみると、かなりシンプルな操作系がこんにちわ。ベンチスタイルのシートとカーペットの両側の床にダイヤモンドキルトのレザーパネルもあいまってかなりクール!
惜しむらくは12インチサイズのホイールのシンプルさ。スポークホイールだともっと雰囲気でたかもって感じです。
オークションページではブルーのほか、レッド、ブラックの3種類のカラーが確認できます。もっとも落札者の好みに合わせたカラーをインテリアも含めて用意されるとのことなので、自分だけの一台を作ることも夢じゃない!
親子Eタイプを見てみたい!
これだけ出来がいいと大人も乗りたくなってしまいますが、全長約2m、全幅0.8mとちょうど元のEタイプの半分くらい。4歳から7歳あたりの子供であれば難なく乗れそうなサイズです。結構速度がでてしまうので、遊ばせるならかなり広い庭が必要かも。
とはいえ、ディスプレイモデルとしても十分魅力的。叶うことなら実物と並べて親子Eタイプを眺めてみたくなりますね。インスタ映えも間違いなし!