ドラッグレースで活躍した60’sマッスルカーは、もはや最新ミニバンにすら勝てない

コルベットにマスタング、カマロなど、1960年代〜1970年代に一世を風靡したアメリカ製マッスルカーたち。
大排気量のV8エンジンにビッグパワーで、ドラッグレースなどで大活躍した”スポーツカー”たちだが、実は現代のミニバンにはスピードでかなわないことをご存じだろうか?
アメリカのテクノロジー系サイト「SUPERCOMPRESSOR」の記事によると、北米など海外専売のミニバン、”ファミリーカー”の「TOYOTA SIENNA(トヨタ・シエナ)」は、0-60mph(約96.56km/h)を7.6秒で走るという。
一方、下に挙げた10台のビンテージマッスルカーたちは、北米の自動車雑誌のテストによれば、いずれも0-60mphのタイムはSIENNAに及ばないという。
SIENNAは、3.5リッターV6エンジンで266馬力。一方、かつての”直線番長(マッスルカー)”たちは、どれも5リッターや6リッターで300馬力前後を発揮する。
かつて”栄光”を欲しいままにしたクルマたちも、テクノロジーの進化には勝てない。SIENNAはAWD(4輪駆動)バージョンも選べるし。
どんなに頑張っても、ミニバンが勝ってしまう…これ、悲しい現実。
1:1967 コルベット・コンバーチブル
0-60mph(約96.56km/h): 7.8秒
エンジン排気量:327cid(約5.35L)
最高出力:300ps
テスト雑誌:CAR AND DRIVER
2:1970 マスタング・マッハ1
0-60mph(約96.56km/h): 8.2秒
エンジン排気量:315cid(約5.16L)
最高出力:300ps
テスト雑誌:MOTOR TREND
3:1967 カマロSS/RS
0-60mph(約96.56km/h): 8.0秒
エンジン排気量:350cid(約5.73L)
最高出力:295ps
テスト雑誌:MOTOR TREND
4:1968 プリマス・バラクーダ340-S
0-60mph(約96.56km/h): 8.1秒
エンジン排気量:340cid(約5.57L)
最高出力:275ps
テスト雑誌:MOTOR TREND
5:1962 プリマス・フューリー
0-60mph(約96.56km/h): 7.7秒
エンジン排気量:361cid(約5.91L)
最高出力:305ps
テスト雑誌:MOTOR TREND