世の中に数あるクルマの種類。平凡なのになぜか生き残っているモデルもあれば、とても個性的なのに短命に終わってしまったモデルまで様々だ。
そんな中で、アメリカのテクノロジー系サイド「SUPERCOMPRESSOR」では、復活させるべきアメリカンカーを紹介している。さて、どんなクルマが選ばれているのか? ちょっとだけ紹介してみよう。
セレクト1:ジープ・ワゴニア
現在のSUVの先駆けとなったクルマがジープ・ワゴニア(JEEP WAGONEER)だ。
1963年に発売、ラグジュアリーな仕様の4WD車として人気を博し、一世を風靡。だが、ミッドサイズSUVのジープ・チェロキー(JEEP CHEROKEE)が、後発ながら人気を獲得したのとは裏腹に、徐々に人気を失い姿を消してしまう。
ところが、最近そのワゴニアが復活する噂が出ている。
どうもクライスラーは、チェロキーのプラットフォームを使い1993年に販売したグランド・ワゴニア(GRAND WAGONEER)と同名の、新型SUVを発売する計画があるらしい。発売時期は、これも噂では2018年あたり…。
噂が本当ならば、チェロキーの上級グレードとして、ラグジュアリーな仕様となるに違いない。SUVのパイオニア、復活なるか?
セレクト2:ポンティアック・ファイヤーバード
Jeep
かつて、GM(ジェネラルモータース)が展開していたブランド、ポンティアックのポニーカー(スペシャリティカー)だ。
2ドアクーペのボディにV8エンジンを搭載したマッスルカーのひとつで、同じくGMのブランド、シボレーから1967年にリリースされたカマロの姉妹車である。
2000年初頭まで生産されたのだが、4代目カマロの廃盤と同時期に”カタログ落ち”。現在は、ご存じの通り、ポンティアックのブランド自体が(2010年に)消失した状態だ。
「カマロは復活したのに、姉妹車のファイヤーバードが復活しないのはおかしい」とは「SUPERCOMPRESSOR」の記者。
で、もしGMがファイヤーバードを復活させないと、「アフターパーツメーカーが、別車両をファイヤーバード風にする(レプリカ)ボディキットを作る」と指摘(というか脅し? )。レプリカが出てくる恐れがあるほど、アメリカには復活を待ち望むファンが多いらしい。
さて、”火の鳥(ファイヤーバード)”が再び羽ばたく日は来るのだろうか?
セレクト3:デロリアン・DMC-12
大ヒットSF映画シリーズ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場したことで、人気を博した伝説のクルマ。先月には、パート2で設定された時代と同じ”2015年10月”になったということで、映画は再び話題にもなっている。
1981年に登場したDMC-12は、アメリカの新興カーメーカー、デロリアン(De Lorean)が、唯一生産及び市販したモデルだ。
ガルウイングドアにステンレス製ボディを採用、2,849ccのV6エンジンを搭載。近未来を想起させるボディデザインは、イタルデザイン社のジョルジェット・ジウジアーロ氏が担当している。
なぜ、デロリアン社が1モデルしか作れなかったか? 主な原因は、社長の汚職や麻薬不法所持などのスキャンダルだ。「クルマ自体はとてもユニーク。そのアイデアは、現在でも十分通用する」というのが、復活を待望する「SUPERCOMPRESSOR」記者の主張だ。
ちなみに、DMC-12は、現在アメリカのデロリアン・モーター・カンパニーが、中古車などを使ってEV(電気自動車)化し限定販売している。
そのほかにも復活を切望されているアメ車は沢山ある!
「SUPERCOMPRESSOR」では、他にも以下のようなクルマを「ぜひ復活させるべき」と挙げている。
フォード・レンジャー
シボレー・エルカミーノ
ビューイック・GNX
ポンティアック・フィエロ
マーキュリー・クーガー
キャディラック・CTS-Vワゴン
フォード・ブロンコ
それぞれ個性的な名車たちなので、アメ車好きには「その通り!」と同意する人も多いだろう。
続きが気になる方は、サイト記事をチェックしてみて欲しい。
参考 – 10 DEFUNCT AMERICAN CARS THAT NEED TO MAKE A COMBACK(SUPERCOMPRESSOR)