フォルクスワーゲンから2017年3月に世界初公開された自動運転車のSEDRIC。新たなモデルとして、SEDRIC Active(セドリック アクティブ)が登場しました。
ルーフにウィンドサーフィンが搭載できる、レベル5の電気自動車なのです。
自動運転システムは3~5レベル
国内で市販車に採用されているのはレベル2(2017年7月時点)で、レベル3の実用化が進められています。
レベル3以上はドライバーの操作は不要となるため、事故をおこした時の責任などの法整備等が必要。レベル5ではハンドル操作不要となる完全自動運転となりますが、レベル3はシステムの作動に困難が生じた場合に、運転者の対応が求められることもあるのです。
2017年にジュネーブショーで発表された、大人4人が乗れる完全自動運転の電気自動車(EV)コンセプトカー「SEDRIC」。
床面には、あるはずのタイヤがなくコンパクトな電動モーターとバッテリーパックによって、スマートな外観を実現しています。そして車内にはステアリングやペダル類がなく広々とした快適な空間が確保され、対面型のシートを採用。
フォルクスワーゲンでは環境に優しいだけでなく、安全な自動車社会とすることを目指しているのです。
2018年3月に発表された「SEDRIC」は、自宅から学校までの移動に完全自動運転を実現するEVのスクールバス。車内には大型のOLEDスクリーンのフロントウインドウが搭載されています。
さらに周辺の環境を認識し交通状況を分析する技術が向上され、ワンボタンコントロールエレメントのシステムによってクルマを呼び出すことが可能となっています。
最新バージョンは、アウトドア仕様にアップデートしたぞ!
2018年6月に発表されたSEDRIC Active(セドリック アクティブ)は、アウトドアスポーツに最適なモデル。ウィンドサーフィンに必要なものが搭載でき、ピラー部にコンセプトとなるアイコンがデザインされています。
AIだけでなく、VR(仮想現実)やIoT(もののインターネット)、量子コンピューティングなど未来のデジタル世界の実現に向けて、さらなる進化を遂げる自動運転システムなのです。