ちょっと前に、F1マシン用マフラーを使ったスピーカー「OTTO」が日本でも話題になったのをご存じだろうか?
製作したのは多くのF1コンストラクターやスーパーカーメーカーが集まる、イタリア・モデナにあるIXOOST(イグゾースト)というメーカー。1990年代以降のウイリアムズやロータス、コスワースなどのF1マシンが使ったまさに本物のエグゾーストを使用、しかもすべてハンドメイドということで注目されていた(写真下)。
IXOOST「XiLO」
そのIXOOSTに新型が登場。iPhone/iPad専用で、ブルートゥース5.1にも対応した「XiLO」を発売したのだ。
オリジナルマフラーを採用
「OTTO」との違いは、マフラー部分がオリジナルであること。まぁ、本物F1マシン用マフラーなんて、そうそう手に入らないためか、自前で作っちゃえ!ってな感じなのだろうか。
しかし、質感は抜群だ。オリジナルとはいえ、すべてハンドメイドで、F1マシン用マフラーを使った「OTTO」と遜色ない出来映え。リアルウッド製のパーツも採用し、部屋のインテリアとしてもすごくマッチするデザインだ。
5本あるマフラーエンドがそれぞれスピーカーに
5本あるマフラーのエンド部がそれぞれスピーカーだ。
上段に並んだ中央が2インチのツィーター、左右2つが3インチのミッドレンジだ。下段左右2つのスピーカーは4インチのミッドベース、台座ボトムには8インチのサブウーファーも採用。マフラーに囲まれた円筒型の木製ボックス内がウーファーのボディ部だ。
アプリで排気サウンドや音楽も聴ける
サウンドソースは、iPhoneやiPadなどアップルのスマホやタブレットだ。それらに専用アプリをダウンロードし「XiLO」と連携させれば、あらかじめ用意されたF1マシンやスーパーカーなど、いろんなクルマの迫力サウンドが自宅で楽しめるのだ。
もちろん、iTunesに保存した自分の好きな音楽も聞くことも可能。接続は、ボディ後部の端子にスマホやタブレットを有線で繫ぐほか、ブルートゥース5.1にも対応。ワイヤレスで簡単にサウンドを楽しめる。
素材も選択可能
サイズは50cm x 60cm x 75cm。ウーファーボックスはオークかマホガニーが選べ、スピーカーが装着されたマフラー先端にあるナットも、ベルリネッタレッド(赤)とアルミニウムレーシング(シルバー)がセレクト可能だ。
お値段は5,000ユーロ(約61万円)。リアルF1用マフラーを使った「OTTO」が6,500ユーロ(約80万円)以上で、使うマフラーなどで値段が変わる(つまり時下)ことを考えると、かなりお買い得だ。
F1の大ファンにはたまらない逸品、購入は公式サイトから可能なので、興味がある方は一度覗いてみてはいかがだろうか。
参考 – IXOOST公式ページ