オフロードもオンロードも、またスーパースポーツからアドベンチャースポーツまで、海外メーカー随一の幅広いモデルラインアップを有するKTMが、特に注目すべき2023年ストリートモデル2車種を他モデルに先駆けて発表しました。
それがスーパーモト「690 SMC R」と、KTMのフラッグシップスポーツツアラー「1290 SUPER DUKE GT」です。
「690 SMC R」は貴重なモタードモデル!
こちらが国内販売が発表されたばかりの「690 SMC R」2023年モデルです。今や絶滅危惧種とも言えそうなスーパーモタードモデルです。
スーパーモタード(KTMはスーパーモトと表現しています)とは、軽量&ハイパワーなオフロードモデルをベースとしてホイールサイズやサスペンションセッティング変更などにより舗装路の走破性を高めたモデルのこと。その源流はアメリカにありますが、フランスで特に人気になったことからヨーロッパではスーパーモトとも呼ばれます。
先の通り「690 SMC R」は販売されているだけで貴重なスーパーモタードモデルなわけですが、車両の特徴はエンジンにあります。搭載しているのは市販モデルが搭載するなかで最もパワフルとKTM自身が豪語する単気筒エンジンの名機LC4。1987年に開発された553ccのレース仕様エンジンに30年以上にわたる一貫したアップデートを実施すことで、遂には現在の693ccとなりました。
2023年モデルではブルーとオレンジを基調とした新しいグラフィックを採用してプレミアム感を高めています。
エンジン型式 | 水冷4ストロークSOHC 単気筒 |
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排気量 | 692.7cc |
最高出力 | 55kW/ 8,000rpm |
最大トルク | 73.5Nm / 6,500rpm |
車両重量 | 150kg |
シート高(mm) | 892 |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 13.5L |
タイヤサイズ | F:120/70 ZR-17、R:160/60 ZR-17 |
価格(税込) | 162万円 |
「1290 SUPER DUKE GT」はKTMのフラッグシップツアラー!
続いてご紹介するのは「1290 SUPER DUKE GT」です。KTMが誇るフラッグシップツアラーで、同車が搭載するのは1,301cc VツインのLC8です。これまたKTMの名機として知られるエンジンで、最高出力は128.7 kWを誇ります。
コーナリングABS、コーナリングトラクションコントロール、ライドモード、セミアクティブサスペンションなど先進の電子制御装置を装備しており、安全性・快適性ともに抜群。スポーツツアラーとは言え、とんでもない速さを誇ります。
エンジン型式 | 水冷4ストロークDOHC V型2気筒 |
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排気量 | 1,301cc |
最高出力 | 128.7kW/ 9,750rpm |
最大トルク | 141Nm / 7,000rpm |
車両重量 | 216kg |
シート高(mm) | 835 |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 23L |
タイヤサイズ | 前:120/70 ZR-17、後:190/55 ZR-17 |
価格(税込) | 259万9,000円 |
KTMらしさ溢れるユニークな2車種
ということで今回は国内販売が発表されたばかりのKTMのストリートモデル2車種、「690 SMC R」と「1290 SUPER DUKE GT」の2023年モデルをご紹介しました。
なお、日本市場では極めて珍しい存在となったスーパーモタードモデル「690 SMC R」は2023年3月発売予定、フラッグシップツアラー「1290 SUPER DUKE GT」は2023年2月発売予定となっています。いずれも強力なエンジンを搭載した、KTMらしさ溢れるユニークなモデルと言えますね。