高速道路のSAは死んだ!? 飯もガソリンも高すぎる!

高速道路が日本に普及しだして久しい。ただ、いつも思うのはその料金の高さ!首都圏の首都高速をはじめ全国すべての高速道路、いったいどこからこの料金を算出したのだ、と声高に言いたい。

 

二輪車の料金にいたっては言語道断!元来、高速道路はヨーロッパやアメリカでは国策の一つとして整備していた。もちろん、今もその政策は変わりなく高速道路の整備については国家予算に組み込まれている。だから通行料は取らない。高速道路が国全体の発展に大きく関与するという大きな理由もある。また、高速道路によって流通のスムーズ化もはかられ、そのことが経済にも大きく関与してくるからだ。

 

日本では「道路公団」という国の下請けをわざわざ作って余計に金がかかるようやってきた。その後やっと民営化(本当に民間組織とは誰も思わないでしょう)されたが通行料は上がる一方である。

 

愚痴は別として最近はサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)が色々様変わりしている。その昔はインターチェンジの数4~5でSAが一つ、インターチェンジの数2~3でPAが一つとなっていたが、今は若干変わってきてSAは約50kmごとに、PAは約15kmおきに一つ、となってるらしい。

 

また、SAは駐車場、トイレ、休憩所、売店、食堂、給油所などが用意されているのに対しPAは駐車場、トイレ、必要に応じて売店、というのが国交省の発表である。ちなみにSAは24時間体制で食事、売店、給油が可能なところがほとんどで、PAの場合は深夜・早朝は売店、食堂はやっていないところが多い。

 

最近のSAには納得がいかない!

最近はTVをはじめ多くのメディアにも取り上げられ人気を博しているのはいいことだけど、逆に怖いところは一時的な人気ですぐ忘れ去られることも多いということ。

常に客に支持され続けてもらうには利用する側の思いも考えなければ難しい。高い通行料を払っている利用者から「寄ってみたい」と思われるのはいいことだけど最近のSAにはちょっと納得いかない部分がある。

 

SAのガソリン料金が高い!

一つはガソリン料金の高さ。本来SAは管理会社(昔は道路公団)の管轄ですべての建物を用意して、ガソリンスタンドでも売店や食堂でも売る側のオリジナルな建物ではない。ただ、最近は大手コーヒーチェーン店がオリジナルな建物で進出しているが。

 

そして入札(らしい)によって販売権を得た会社がその建物で営業をおこなうシステムになっているのでガソリンメーカーや売店の販売会社が変わっても建物は同じである。つまり「居抜き」状態で家賃を払って営業しているはずである。

 

逆を言えば営業する側からすれば店舗に対しての設備投資はかからないし、また、閑散期、繁忙期を含めて年間営業が安定している、という点でガソリン販売価格は一般店よりも安かった。もちろん、ずいぶん前の話だが条件的には今もあまり変わっていないはずだ。

 

なのにSAのガソリン代の高さには驚いてしまう。まるで都心の中心にあるスタンドなみ。その昔レースをやっていて有鉛ガソリンが必要で、一般店で高かったのでわざわざSAまで外から行って買っていた。当然他のガソリンも一般店より安かった。

 

SAは飯がマズい!? ていうか高い!

もう一つは、深夜や早朝を含めた食事の料金と内容。今のSAはほとんどがフードコートで大きな建物の中に複数の食事店が連なっている形式になっている。

もちろん、独立したレストランもあるがほとんどが深夜や早朝はやっていない。この複数の食事店が深夜や早朝は一軒しか営業していない。どうも全体で当番制を採用していて今月はこの店、というふうにしているらしい。

 

また、食事料金がはっきり言って高い。24時間営業の新東名高速道路下り線の沼津付近にある駿河湾を見渡せるあるSAのフードコート内の食事店、単なるうどんが700円以上する。ただ、ここしか夜中や早朝は開いていない。東京を早朝出発するとその時間でも食事ができるのは港北PA、海老名SA、中井PA、足柄SAとなるがどれもが東京に近く、足柄SAでも1時間で着いてしまう。

 

名古屋方面に足を延ばす場合もう少し先まで行こうと思うと約1時間半の位置にあるこのSAはちょうど良いのだが、うどんがこの値段。ちなみにPAによくあるうどんは高くても500円ほど。差額ほど味が違うとは残念ながら思えない。

 

基本的に深夜や早朝に限らずSAの食堂ははっきり言って高い!食事そのものの値段はその味、クオリティ、量、サービスなどで千差万別だと思う。値段を高く感じる人もいれば妥当だと思う人もいる。そのことに関しては全く意義はない。

 

ただ、ラーメンやカレー、かつ丼などごく庶民的なメニューでさえ一般店より200円以上高ければやはり「高すぎる!」と言わざるを得ない。その値段分の味、クオリティがあるだろうか。単価が高い分、利益率があがるはずなのでやはり意図的に高くしていると感じてしまう。幅広く展開する人気ラーメン店が一杯800円で売っている現実は「何これ!」って誰でも思うはずだ。

 

SAはいつからテーマパークに?

セルフサービス方式なので店側のコストも抑えられるはずだけど客とのコミュニケーションはほとんどなしの状態。だから店側の一方的な考えだけで値段を決めているのだろう。

 

出店するための保証金やテナント料が高いからしょうがない、と店側から言われそうだが、客にはそれは通用しないし失礼すぎる。まさに「企業努力」が足りなすぎる。いつからSAはスキー場や山の上のレストランになってしまったの?

 

また、関越道上り線の埼玉県にある上里SAにある有名天丼チェーン店がひどい。有名飲食チェーン店は利用者にとっておなじみの味や価格で安心感があるはずだ。なのに一般店では用意されているワンコインで食べられる最も人気の天丼はなく、最低で680円以上の物しか出していない。

 

これも意図的にやっているとしか思えない。どういうつもりだろう?恥ずかしくないのだろうか?PAでも展開している牛丼チェーン店はちゃんと一般店と同じ値段のメニューを用意しているのに。ちなみにこの有名天丼チェーン店は東北道の上り線羽生PAでも過去出店していてやはり一番人気のワンコイン天丼はやってなかった

 

SAでは「利用者の懐事情は二の次」みたいな食事店やガソリンスタンドが多いと思う。仕事柄、関東周辺や全国の高速道路を多く利用するが、プロドライバーの人たちの多くが同じことを言っている。

SAは観光地は同じなんだろうか。そりゃ地域の特産物やその土地独特の食べ物が用意されているのはいいことだと思うが、月に1回のレジャーや休日のドライブ、旅行などで訪れる人たちだけが相手とでも考えているのだろうか。だから少々の金がかかってもしょうがないでしょう、と。

 

だけど、仕事でしょっちゅう利用する職業ドライバーたちはわざわざ観光地でガソリン補給したり食事を捕ったりはしないでしょう。本来高速道路は「流通のスムーズ化」も大きな目的のはずだ。観光客はもちろん大事だが長距離のトラックドライバーを含め、仕事で利用する多くの人たちのことをどう考えているのだろうか

 

もちろんSAのすべてがこんな感じではないはず。そう思いたい。ただ、逆に今PAが面白いのをご存じだろうか?特に大事な食事について。PAはSAに比べて飲食店があまり競合しないのに、多くのPAの食堂がメニューやサービスを改善してかなり頑張っている

だから高速道路を走行中に「食事を」と思ったらPAにあまり行かなかった人も一度寄ってみることをお勧めする。きっと新しい発見があるから。

 

参考-Unsplash