長年バイクに乗っていると、誰でも「ヒヤッ!」と肝を冷やした瞬間が、何度かはあると思います。しかも、その「ヒヤッ!」とした瞬間は、ある程度の傾向があり、いわゆる「ライダーあるある」に分類することが出来ます。
そんな、出来ることなら遭遇したくはないですが、バイクに乗っていると、思わず「ヒヤッ!」としてしまう瞬間をまとめてみました。
走行中に白バイに遭遇した時
別に何か悪い事をしているわけでも、勿論スピードオーバーをしているわけでもないですが、バイクで走行中に白バイに遭遇すると、無条件で「ヒヤッ!」としてしまいます。白バイに遭遇したライダーは、無意識にスピードメーターに目をやったり、交差点で何時もより前からブレーキをかけたりと、突然「超」が付く安全運転になってしまいます。
良い意味では抑止力、悪い意味では心臓に悪いとも言えますが、どちらにしろライダーにとって白バイとは特別な存在であると言えます。
オーバースピードでコーナーに侵入してしまった時
普段は至って安全運転に努めていても、ツーリング先に気持ちの良いワインディングロードがあると、ライダーはついつい気持ちが大きくなりがちです。
そして、そんな時はオーバースピード気味でコーナーに侵入してしまい、思わず「ヒヤッ!」としてしまう瞬間に遭遇してしまいます。
結果、何事もなければ良いですが、あの時対向車がいたら……と後から考えると恐ろしくて堪りません。これをやってしまった時には素直に反省して、気持ちを引き締め、初心に戻ったつもりで残りのツーリングを安全運転で走り切りましょう。
走行ルート上に突然ゴミを発見した時
一番多いのは空き缶ですが、道路上にゴミが落ちている事は多々あります。万が一踏んでしまっても、車なら多少衝撃があるだけですが、バイクの場合は最悪バランスを崩して転倒する可能性があります。
空き缶の他には、例えばトラックの落とし物や、風で飛ばされてきたガラクタなど、これらはライダーにとって危険因子以外の何者でもありません。それだけに、走行ルート上に突然ゴミが落ちていると、ライダーは「ヒヤッ!」としてしまいます。
積雪路や凍結路が突然現れた時
冬の時期のツーリングにありがちなのが、その日の気温が若干高いことを理由に、標高の高いワイディングロードに行ってみるものの、積雪路や凍結路が突然現れて「ヒヤッ!」としてしまうケースです。
気が付いて停車することが出来ればラッキーですが、気が付かずそのまま侵入したら結果は見えています。冬もバイクで走りたい気持ちはよく分かりますが、冬のワインディングロードはリスクだけでメリットは一つもないので、基本は避けましょう。
ちなみにシーサイドルートは、冬でも余裕で走れる場所が多いので、冬こそ海を目指してバイクで走りましょう!
路肩に足を付いたら滑ってしまった時
走行ルートを確認するために路肩にバイクを停めて、左足を下ろした瞬間にズルッ!……これは「ヒヤッ!」とするばかりか、心臓が痛くなってしまうかもしれません。
路肩には砂が溜まっていて滑る場合があるので、足を下ろす前に地面を確認するのが吉です。特に足つきが悪いバイクや、重量があるバイクに乗っているライダーは要注意ポイントです。
同様に砂利道や雨の日の鉄板の上なども滑りやすい箇所なので、停車時は十分注意しましょう。
今回のまとめ
バイクに乗っている限り、思わず「ヒヤッ!」としてしまう瞬間は誰にでも訪れます。
しかし、よくあるケースを把握した上で、日頃からそれらに気を付けていれば、遭遇する回数を減らす事は出来ます。