バイク界のシーラカンスとして知られる単気筒モデル「ビレット500」のみならず、近年はネオクラシックモデル「インターセプタ―」も好調なインド製バイク、ロイヤルエンフィールド。
一度は日本における正規輸入販売が終了してしまいましたが、先月5月から販売元を新たに再開しました。
グローバルにも順調に成長を続けておりまして、最近は「650ccパラツインエンジンを搭載したスクランブラーを開発中!」という噂が飛び交っているのですが……
ラトビア人が見事なスクランブラーを制作!
それに先んじて、なんとラトビアで「インターセプター」をベースにした見事なスクランブラーが登場したのであります!
市販しているのはロイヤルエンフィールド・ラトビア(彼の地の総代理店)で、制作したのはMoto Classic House (MCH) という同地のカスタムショップ。ですので、ご当地限定のコンプリートカスタム車ということになりましょう。
市販車と見紛う完成度!
正規輸入元が販売するだけあり、その完成度の高さには驚かされます。まるでロイヤルエンフィールド本社が市販しているかのような出来栄えであります。
スクランブラーを象徴するアイテムが、この2本出しのアップエグゾースト。本車両のメインのカスタムパーツでもあります。イタリアの老舗ブランド”Zard”製品をチョイスしています。なかなかに渋いセレクトだと思うのですが、純正品から12kgもの軽量化を実現しています。合わせてECUもチューニングが施されているそうです。どんな音色を奏でるのか、排気音を聞いてみたい!
続いては、これまたスクランブラーの必須装備であるアップハンドルバー。残念ながらブランドは不明ですが……それでも上手く収まっていることと、程良いアップ具合は伝わってきます。
フロントフェイスに目を移しますと、可愛らしいスクリーンを装備しています。コレとブラック仕上げの小振りなミラーは、(恐らく)ロイヤルエンフィールド純正アクセサリーではないかと思われます。また、ヘッドライトにはストーンガードを装備していまして、これまたスクランブラー気分を盛り上げます。願わくばウィンカーは小振りな”Moto Gadget”製品に、またフロントフェンダーはアップタイプに変更して欲しかったところですが……それは購入したオーナーさんが行えば良いでしょう。
そして仕上げは……スクランブラーらしい前後のオフロードタイヤ。”Michelin”の「Anakee」をチョイスしており、サイズは前110/80-18、後140/80-18。ビシっと決まっていますね!
日本からの注文も受付けてくれる!
ということで今回は、ラトビアのロイヤルエンフィールド輸入元が市販している「インターセプタ―」ベースのスクランブラーを紹介してみました。大掛かりなモディファイは施されていませんが、それでもググっと魅力的になっていると思います。
で、今回記事執筆に当たりロイヤルエンフィールド・ラトビアにコンタクトしたところ「限定10台の販売だけど、在庫が4台あるよ! 日本にも販売するから興味あったら連絡してね~」と教えてくれました!お値段は現地価格で9380ユーロ=110万円です。ご興味を持たれた方は、コンタクトしてみてください!