最近やけにヘルメットにカメラを付けて走っているバイカーが多くないですか？それもそのはずで、今やバイク雑誌や各種メディアで「モトブロガー」は引っ張りだこの存在となっているんです！

自分も興味はあるんだけど、いまいちはじめの一歩が踏み出せない……そんなバイカーにこの記事を送ります。

バイク動画をYouTubeにアップするのがモトブロガー

「今更聞けないけど、そもそもモトブロガーって何者？」という疑問から答えていきましょう。言ってしまえばなんのことはない「バイク動画をYouTubeにアップするバイカー」のことです！

例えばツーリング、バイクの試乗、バイク用品のレビューなどなど、これらのバイクにまつわる動画は全て「モトブログ」と呼ばれています。

元々は海外で生まれたとされているモトブログは「Motorcycle + Video + Weblog」を組み合わせた造語で、GoProをはじめとするアクションカメラの普及で日本でも一気に火がつきました！それを作ってアップするので、モトブロガーと呼ばれているわけです。

モトブロガーになるためにはカメラとパソコンが必要

自分もモトブロガーになりたい！と思ったら、何はともあれまずは「アクションカメラ」を用意しなければなりません！最もポピュラーかつ多くのモトブロガーに選ばれているのが「GoPro」で、予算に余裕があるなら最新モデルを、初期費用を抑えたい場合は旧モデルを手に入れましょう。

基本的にはアクションカメラで走行シーンの撮影、そのほかの撮影はスマートフォンでこなせるので、最初はこれだけ用意すればOKです！

スマートフォンでも撮影した動画の編集と、YouTubeへのアップロードは可能ですが、パソコンを用意した方が作業は快適になります。決して高スペックなものを用意する必要はないので、今使っているものがあればそれで十分ですし、購入する場合はここ数年で発売されたものなら型落ちモデルで問題ありません。

メリット１：視聴者からの反応が嬉しい！

モトブロガーをやる上で大きなメリットは、自分が作ったモトブログに対して視聴者から反応があることです！アップした動画に対して「いいね」が付けばうれしいですし、中には「楽しかったです」といった温かいコメントをくれる視聴者もいます。

もちろん悪い評価がついたり、場合によってはネガティブなコメントがつく場合もありますが、自分の体験を誰かに共有できることは素直に楽しいものです。

メリット２：登録者が1,000人を超えると副業として成り立つ

さらにいえば、”現金”なメリットも。これはモトブログというよりYouTubeのシステムですが、チャンネル登録者数1,000人を超えると収益化できるので、モトブロガーが副業として成り立つのです。

しかも、好きなバイクの動画を作って収益が上がるということは「好きなことを仕事にできる」ということなので、チャレンジする価値は大いにあります！

もちろんいうほどカンタンではありませんが、バイカーなら誰でもチャンスがあるマネタイズというのは魅力的です。

デメリット１：撮影で100%楽しめなくなる

一方で、発信者となることによる弊害もあります。例えばツーリングの走行動画をモトブログとしてアップする場合は、当然風景のハイライトとなる場所で撮影するのが取れ高的にはGOOD！そうなると普通なら「最高の見栄えだぜ」とその景色に浸れますが、「画角は？位置は？」と撮影に気を使うあまり、素直に楽しめなくなってしまうというワケです。

そしてこれが習慣化してしまうと「果たして撮影しに来たのか、遊びに来たのか分からない状態」に陥ることに。これは多くのモトブロガー共通の悩みでもあります。それこそ収益化できていれば「マネタイズのため」と割り切ることもできますが、バイカーとしては悩ましい問題です。

デメリット２：編集するのが大変

さらにいえば、動画編集自体にもつらい部分が。趣味なら問題ありませんが、そうでないととにかく大変な作業です。特に最初は分からないことだらけで、途中で投げ出したくなるかもしれません。

そうならないためには、それこそYouTubeで動画編集に関する動画を見たり、本を買って予習しておきましょう。もっとも、それは時間が取れる場合の話なのて、忙しいバイカーはここで断念してしまう場合もあります。新しいことを始めるには、なんでもハードルがありますからね……。

まずはやってみよう！

とはいえ、興味を持ったらやってみることが大切。難しいことは考えず、まずは動画を作ってアップしてみましょう！それで楽しいと感じられたら、新しいバイクの楽しみが増えますし、イマイチだったらカメラをメルカリで売ってしまえば済む話です。

でもバイカーならきっとハマりますよ。モトブロガーになってしばらく経つ筆者でも、最初に見た自分とバイクが映っている映像は感動モノでしたし、今見ても筆舌に尽くしがたいワクワク感がありますから！