排気量ってそんなに重要?マウントとってへんにギスギスさせてない?

「250ccのバイクなんて妥協でしょ?むしろ乗ってて疲れない?」「125ccなんて原付でしょ?」と小排気量のバイクを下にみる発言の数々。排気量が大きければ、スゴイしエライみたいなマウントをしてしまう人は悲しいことに少なからずいます。

「好きでこのバイクに乗ってるのに何で他人にそんなことを言われるんだろ……」と、とてもイヤな気持ちになりますよね。たとえバイクの楽しみを広げるための善意からのアドバイスだったとしても、言い方によっては大きなお世話になってしまいます。

同じバイク好きなのに……うまく共存できないものでしょうか。そもそもこういった発言をする人はどんな心理なのでしょう。歴史を振り返りつつ考えてみました。

 

ある意味仕方ない排気量マウントの心理

特に1980年代のバイクブームを経験したベテランバイカーたちが抱いてしまいがちなのが、ある種の”エリート”意識といえるでしょう。今でこそ誰でも教習所を卒業すれば取得できる大型免許ですが、当時は免許制度の改編から難関といわれた運転免許試験場での実技試験、いわゆる一発試験をクリアする必要がありました。

大型に乗れるということは、それだけライディングスキルがあるということの表れでもあったわけです。

 

もちろん、若年層のバイカーにも大型至上主義はみられます。小排気量よりも高価で豪華なパッケージングですから所有感はありますし、「大きくて重いバイクをうまく乗れているんだぜ」という優越感を感じやすいのは確か。ある意味マウントをとってしまっても仕方ないのかもしれません。

 

もちろん、悪気はなく大きなバイクも楽しいから乗ってみたら?という共感型の人も中にはいることでしょう。でも、言い方を気をつけないと受け取る側の気分は悪くなってしまいますよね。ここでギスギスが生まれてしまいます。どんなバイクに乗るかは乗る人の自由。あくまで「大排気量のバイクってどうなのかな?」と聞かれたときだけアドバイスするのが一番かもしれませんね。

 

ここは一旦お互いを理解するためにも、大排気量と小排気量のメリットとデメリットを整理してみましょう。

 

高速走行が楽チンな大排気量バイク

大排気量のバイクは振動が少なくて、真っ直ぐ走るのが楽チンです。これはエンジン回転数の話なのですが125ccのバイクで時速60キロで走ると5000から6000rpmくらいになります。一方、スピードは同じでも大排気量のバイクだと3000から4000rpmくらいとかなり低めです。

つまりエンジン回転数が少ない分、振動も少なくなり乗り心地もアップ。安定性もあるので、高速道路を使ってのロングツーリングは大排気量の方が圧倒的に快適に走れるのです。

 

デメリットは、取り回しが難しいこと。やはりパワーがあるので車体が大きくなり車重も重たい。駐輪場への出し入れなんかは、クルーザータイプをはじめとして、ちょっと大変なモデルが多いですね。

それから、なにより維持費がとにかくかかりがち。消耗品がいちいち高いですし、大きな車体を動かすためには、それなりのパーツも必要です。さらに小排気量に比べると値段も高い。

また、税金も倍くらい違います。125cc超から250ccまでのバイクなら3600円で済みますが、それ以上になると6000円にもなります。1年に1回だけど、けっこう大きいですよね。

 

小回りがきいて軽快な小排気量

小排気量のメリットはなにより小回りがきくこと。車体がコンパクトで軽いから取り回しが楽チンです!街乗りにはとってもオススメ。

そして250ccを超えるバイクは年に2回の車検がありますが、これ以下ともなるとありません。となると維持費もお安い。車検がないからカスタムしやすいというのもうれしいですね。

 

安定性を考えると大排気量のバイクには負けてしまいますが、エンジンを回す楽しさというのが小排気量にはあります。大排気量はアクセルを開けると簡単に加速してくれるので、エンジンを回している感じがあまり乗り手には伝わらないんです。小排気量バイクは高回転まで気持ち良く使えるのがバイクを操っています感があってイイ!

 

一方、デメリットはメリットにもなっている車検がないことです。自分で気をつけていないと、乗りっぱなしになってしまいがち。安全性を無視した無理なカスタムをしてしまうことだってあります。

車検に通っていれば安全というわけではありませんが、命を預ける大切な愛車ですので車検が無い分、普段からメンテナンスしたりプロにみてもらったりすることも大切です。

 

もっといえば迫力にかけることもデメリットといえるかもしれません。小さいと軽視されがちなんです。

でも、そんなことは気にしないのが一番!大型免許を持っていてもやっぱり250ccのがいいなとか、自分に合っているとか、その車種が気に入っているからという理由で小排気量のバイクに乗っているバイカーも多くいますよ!

 

他のもいいけど自分の愛車が一番スキ!

こうしてみると、やっぱり大排気量も小排気量もそれぞれに良さがありますね。

それに国産に外車、ネイキッドにオフロード、そしてアメリカン、ノーマル車にカスタム車などなど、バイクにはさらに数多くの種類があります。その分、バイカーだって多種多様。お互いの違いを認め合って、楽しいバイクライフを送れたらいいですよね。

 

やっぱり誰だって自分のバイクが一番カッコよくてスキ。その気持ちは一緒だってことを忘れなければ、きっとみんなハッピーになれます!

jaychay

jaychay

トップガンに憧れてニンジャに乗ってしまったバイク女子。現在はバイク育児休暇中の2児のママです。女子目線からバイクの魅力を発信していきたいです!