数年前に「R nineT」シリーズを大量投入して以降、ヘリテイジシリーズのラインアップ拡充に精力的なBMWモトラッドですが、この年の瀬に魅力的なアニバーサリーモデルが2車種発表されました。
あの伝説の名車「R32」生誕100周年を記念したモデル、「R nineT 100Years」と「R18 100Years」です。それでは、2台まとめてご紹介しましょう!
「R nineT 100Years」はクラシカルを突き詰めたロードスター
こちらが今回発表されたアニバーサリーモデル「R nineT 100 Years」です。そのモデル名からお分かりいただけるように、ベースとされたのはBMWモトラッド「R nineT」シリーズの骨格をなすロードモデル「R nineT」です。

R nineT
コチラがベースとされた「R nineT」。パワフルな水平対向2気筒エンジンを楽しむことができる上質かつクラシカルなロードモデルです。「R nineT」自体がBMWモトラッドが長年培ってきたロードスターを今風に解釈したモデルなのですが、そこにBMWモトラッドの源流となった1923年発売「R32」のエッセンスを注入したというワケなのです。
その結果が「R nineT 100 Years」。ベースモデルから一歩も二歩もクラシカルな印象となり、また高級感も増しているように感じます。
100年以上続くモーターサイクルメーカーとしてのヘリテイジアセットを惜しみなく注ぎ込んだプレミアムな一台ですね!
公式リリースによると、本モデルはBMWモトラッド製ロードモデルの伝統の一部である「クロームメッキ+ブラックペイント」が外観上の特徴。
そこに「オプション 719」のコンポーネント(BMWモトラッド純正のカスタムパッケージのことで、専用デザインのシートホルダーやシリンダーヘッドカバーなどの専用装備をパッケージング化して提供する)などを搭載することで仕上げられています。
本車両の顔ともいえるクロームメッキ+ブラックペイントが施された燃料タンク。古き良き時代のBMWモトラッド製ロードモデルと同じように、高級感に満ち溢れていますね!
サイドにはクラシカルなラバーニーパッドが、またタンク上面には 所有欲を刺激する100周年記念バッジが貼付されています。
クラシックなクロームメッキ+ブラック塗装はシートカウルにも見られます。見れば見るほど素晴らしい出来栄えですね!
調整可能なフットレストは先に説明した「オプション719」のパーツ。ほかにもブラックのフォークアウターチューブ、削り出しのシリンダーヘッドカバー、エンジンハウジング カバー、ハンドルバーエンドミラーなどなど、特別なパーツが各部に搭載されています。
BMWモトラッド「R nineT 100 Years」は「R nineT」をベースとしつつも、さらにクラシカルかつ上質に昇華させた極上のロードスターと言えます。
「R18 100Years」はクラシカルを突き詰めたクルーザー!
同時に発表された「R18 100Years」もコンセプトは「R nineT 100Years」と同様に、同社のヘリテイジアセットを注ぎ込んだプレミアム・クラシックモデルです。
同コンセプトであるため、ご覧のように「R18 100Years」にもクロームメッキ+ブラックペイントの外装が与えられており、オプション719パーツが奢られています。
その一例がこの「オプション 719」シート。高品質のダイヤモンドエンボス加工を施したブラック&オックスブラッドの2色の組み合わせとされています。
BMWブランドロゴの”プロペラ スタイル”の穴あきテールパイプ トリムを備えたクロームメッキ仕上げのサイレンサーはアクラポビッチ製品。いやはや、この演出はカッコ良すぎますって!
「R nineT 100Years」とR18 100Years」は世界限定1,923台!
いかがでしょうか?今回はBMWモトラッドの伝説的モデル「R32」発売100周年を記念したアニバーサリーモデル、「R nineT 100Years」と「R18 100Years」をご紹介しました。なお、生産台数は世界限定1,923台ですが、この1923という数字は「R32」が発売された年=1923年に由来しています。そんな遊び心も素敵!
日本市場に割り当てられる台数についてはまだ言及されておりませんが、手に入れたい方はこまめにBMWモトラッド公式サイトをチェックしてみてくださいね!