路上で見かける地雷たち… 触らぬ神に祟りなし、危うきに近寄らず

多種多様な乗り物と技量レベルのドライバー・ライダーの行き交う公道。最近ではあまり聞かなくなりましたが、一時は交通戦争という言葉もありました。

 

敢えて戦争に擬えるとして、「戦闘」を優位にはこぶために絶対に必要なことをご存じでしょうか?
「勝つ」ためには自己の戦力・装備の充実も最終的に必要なことではありますが、「絶対に負けない」ために最も大事なことは「索敵」です。
より早く「敵」を発見して把握分析し、余裕をもって優位な位置どりをし、先制攻撃なり回避・離脱なりすればよいのです。

 

ちょっと物騒な例えになってしまいましたが、具体的な路上での対応例をご紹介します。

 

種類別紹介

まずは見た目でわかる、気を付けるべき6つの種類をご紹介していきます。

 

大型車

大きい、重い、加速が鈍い…… そのわりに多輪による接地面積とブレーキ径、ワイドトレッド&ロングホイールベースの安定性からくる制動力はかなり強烈。と一般的な二輪車とは総じて正反対の特性と、基本的に死角が大きいためドライバー側の上手い下手によるもの以上に混走にはリスクが大きくなりがちです。

 

冬場に風よけについていくと温かかったり、燃費が伸びたりといった利用方法もありますが……(笑)

とにかく前方視界を塞がれた状態で、漫然と追従していくのは危険です。

 

初心・高齢運転者標識つき

俗にいう若葉マーク・シルバー / もみじ / 枯れ葉(?)マークを標示したクルマ。
一概にこれらを表示してるから要注意とは言い切れませんが、現在の二輪車はヘッドライトの昼間点灯を義務付けられていることもあり、しっかり車間は取っていても変に意識するあまりか、明らかに挙動不審になる場合が多いです。

 

状況を見ながら安全かつ合法的に前に出られるなら速やかに。お互いのためにもできるだけ後ろにはつかないほうがよいでしょう。

 

タクシー

客の都合の押し付けで、全てが運転手の責任とも言い切れない場合もあるでしょうが…… 客拾いだけではなく、突然停まって客を降ろそうとすることもあり、漫然と左後方を占位するのは自爆行為です。

 

営業車

昼間の首都高最速はプロボックスだ!というネタがあるくらいに、ガソリン・タイヤ代が会社持ちだからなのか、単にスケジュールに追われているのか、滅法飛ばしているのが多い印象です。
運転そのものがイラっとくるほどヘタクソというケースにはあまり出会いませんので、追いつかれればおかしな正義感で我こそ遵法戦士とばかりに意地をはって妨害せずにさっさと譲ってしまえばよいのですが……

 

街中で遭遇した場合、(荷物満載は仕方がないとして)助手席側のアシストグリップから上着を吊るして視界を遮っているケースを比較的よく見かけますので注意です。

 

スクーター

安全意識の高いスクーター愛好者というよりも、普段は……?とか、代車なのかな……?とか、色々な事情が思い浮かぶ、妙にいい装備(本格ヘルメット&本格ライジャケ)でスクーターに乗ってるライダーほど、むしろ要注意と見たほうがよいケースが多い印象です(笑)。

比較的混みあった交通の流れの中で、付近に存在を確認できる間は注意を払っておいたほうが良いでしょう。

 

高級車

これも決して一概に言えることではありませんし、報道とは逆に実際の路上では昔よりはむしろ減った印象ですが、いわゆる高級車といわれる高額な車両が、そこどけオラオラ的運転をしているのは傾向としては確実にあるように感じます。一般的にそういうクルマは高性能でもあるが故の走行の余裕もあるせいで余計にという点もあるでしょう。

 

我の強い行動を押し通せるような人だからこそ高額な車に乗れるほど稼げるんじゃね?というのは昔からよく言われていることですね。

少し前までは高級車でのオラオラ運転はヤクザやそれに類する人の専売特許でもありましたが、現在では彼らは法の締め付けによりそこらの普通のクルマに紛れていることも多くなり、「索敵」の観点からは却って困りものではあります。

 

みんながローランドさんみたいに余裕のある人になれば平和な気がするんですけどね。

 

行動別紹介

次に、車自体には問題がなくとも中身にヤバい人が乗っている際の特徴的な行動をご紹介します。

 

無駄(な動き、操作)が多く、意図が読めない

交通の流れの先読みや予測なしに、その時々の流れのみで反射的にせわしなく右に左に車線変更するようなのは、言うまでもなく近寄るべきではありません。

 

意外に多いのが、考えなしにその時々の条件反射でブレーキを多用するドライバー。

たとえエンジンブレーキの効きにくいOD制御ありのATだとしても、このタイプの人はたいていアクセルも(踏み加減ができずに)余計に踏んでいるので、そのせいで余計にブレーキも踏むという悪循環

 

くわえて、おそらくは左足ブレーキでブレーキに足をのせたままのため、ちょっとしたG変化から変なタイミングでブレーキランプが点灯したり、点灯させたまま加速しているような人も。

またフェイクかもしれないと思いながらも、先行車のブレーキランプが点けば何らかの備えは必要で、それがあまりに度々となるとストレスになるし、そういう運転の人は周りや後続への気配りがない / その余裕がない / 運転に対する向上心がまるでない…… という証左ではあります。

 

あからさまに運転姿勢が変

シートバックを倒して、コンソールを脇息にしたりBピラーの影に隠れるように寝そべって運転してるような。同じ人がシートは倒したままシート前端に座ってハンドルを抱え込むように運転していたり(笑)。


そういうオラついたのとはまた別にシートは過剰に倒してないものの、ハンドルにしがみつくように背を浮かせて前のめりになっている運転に自信のなさそうな人もいますね。
いずれも突発的な何かがあったときに、とても正確な運転操作ができる状態とは言えません。

 

視界を遮る

助手席や運転席の窓にまでシェードをつけたままや、ルームミラーの大半を潰してしまいそうな必然性が謎の巨大帽子といった、周囲の確認把握をするつもりがないと思われるもの。

 

ちなみに知人の運転するクルマに同乗した際に、駐車場からミラーを畳んだまま走り出したのですが…… 試しに黙っていたらこちらのほうが怖くなって結局指摘してしまうまでそのままだったことがあります。

そのレベルでミラーなんぞ見ていない人もいるということですね。

 

落ち着きのない子供(ペット)

ごそごそしているのがミラーに映り込んだり縋り付いてきたりすれば、運転者には相当のストレスになる上に気をひかれて周囲の見落としを生じるはずです。

 

飛び跳ねるレベルまで行ってしまうと、フラつく程度ならまだしも、重心の高いクルマはその他の要因のタイミングによっては驚くほど簡単に転倒する場合もあります。

 

まとめ

挙げていくにはまだまだいくらでもありますがこのへんで。

おかしな動きをするものを発見したら、相手の特性や行動を考慮したうえで可及的速やかにブチn…… もとい、互いに影響することのない範囲まで離脱しましょう。

 

そういう人らが事故るのは勝手ですが、巻き込まれるのもお互いのためになりませんので。

交通戦争には勝利者とならずとも敗北してアスファルトに沈みさえしなければ良いのです!

 

参考ーflickr, Unsplash, 画像AC, Twitter(じょーさん)