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【衝撃】6気筒のバケモノ、レース仕様にカスタムされ最強に

「6気筒」というバイクらしからぬエンジンを持った個体ってそうそうありませんよね、思いつく限りでもベネリ750 SeiやカワサキZ1300…… そして忘れてはいけないホンダCBX1000。

今回ご紹介するのはそのCBX1000をさらにチューンアップしてとんでもないバケモノレーサーにした例です。

 

HONDA CBX1000「Super Six」by  Lys Motorcycles

前傾姿勢をとったコンパクトなボディ、果てしなくゴツいフロントフォーク、極めつけにはファットでレーシーなリアタイヤ。

あれ?CBX1000ってたしか割とクラシックなネイキッドじゃなかったけ…… そう思っても仕方ありません。

 

だってあまりにも魔改造されすぎてて原型の面影がないんですもの。かろうじてエンジンそのものは残っていても、芸術的に絡み合ったエキゾーストパイプと塗装のせいでパッと見同じには見えません。

 

このいかつすぎる怪物をカスタムしたのはフランスに拠点を置くビルダーのDimitri氏。ロンドンバイクシェッドショー2020に出展するためにこちらのSuper Sixを作ろうと考えたそうです。残念ながらCOVID-19の影響でショー自体は中止になってしまいましたが。

 

美しすぎる配管工事

まるでストッキングを履いた美女が足を組んでいるかのように美しい6本のエキゾーストパイプ。黄金色に焼き付いたこれはもちろんこの世にふたつとないカスタムメイド。

 

本来2本のエグソーストを備えていたはずのCBX1000ですが、ご覧のように1本のガッポリと空いたエグソーストに集約されています。

Dimitri氏曰く、この6気筒エンジンと1本のエキゾーストから奏でられる音色はまるでF1マシンのようだそうです。

何気にチラ見えするKEIHIN製FCR33sキャブレターが黒で統一されたボディと良いコントラストを生み出してますね。

 

本気仕様の足回りにも注目

むっちりとした倒立フォークとホイールはアプリリアのRSV1000Rから拝借。Brembo製のブレーキシステムを搭載しています。

 

スイングアームはドゥカティ1098から移植されています。さらっとご紹介していますが、ふつう他メーカーのパーツを付けるなんて超難易度高いですからね。

 

リアホイールはスイングアームと同じくドゥカティ1098のものを使用しており、タイヤはワールドスーパーバイク公式で採用されているDIABLO SUPERBIKEスリックタイヤ。

フルバンクしても高いグリップ力を発揮できるガチもんのレース用タイヤです。かなり鋭角に削れていることから、撮影前にやんちゃな遊びをしたのが想像できます。

 

職人が本気で遊んだ結果

カーボン素材を乱用して鬼の軽量化を果たしたこのCBX1000はまさにレース仕様。元来レース用に開発されたマシンが市販用になったのがCBX1000。そのことを踏まえると、ある意味原点回帰なのかもしれません。

 

夢を忘れないって、いいですね。フランスの職人が生み出したエネルギッシュな作品でした。

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。