今回はスズキUKが製作するスズキの旧車レーサーについて、ご紹介いたします!
鈴菌感染者はイギリスにも生息!
タイトル画像のカタナは、スズキのイギリス法人(Suzuki Bikes UK)が来月製作予定のレーサーで、イギリスで開催されるバイクイベント「NEC Motorcycle Live Show」の会場ブースにて製作&展示されます。
エクスターカラーを纏ったカタナレーサーは、Suzuki Bikes UKが参戦する旧車レースの競技車両として使用されます。ショーバイクではなく、本物のレーサーなのです。オフシャルレーサーが旧車のカタナというだけでも凄い話なのですが、スズキUKの旧車愛はこれだけに留まりません!
昨年の同イベントでは油冷もレストア!
なんと、昨年の同イベントでは油冷モデル「GSX-R750F」もレストアしていました! その様子を動画でどうぞ!
わずか5日間のイベントですから、各パーツは事前にリビルドされており、それらを組み立てたワケですが、それでも短時間でここまで仕上げる”鈴菌力”……ではなく”技術力”には驚かされます!
フルレストアされた「GSX-R750F」は、このようにサーキットにてガシガシ走らせているので更にビックリ!
が、しかし……Suzuki Bikes UKの活動は、この程度ではありません!
クラシックレーサーの動態保存から旧車パーツ供給まで!
Barry Sheene が乗車して76年・77年に世界チャンピオンを獲得した際に乗車していたレーサーの実車。こんな貴重なマシンをしっかりと動態保存しているだけでなく……、
これまた懐かしのレーサー「XR69」をリビルドして……、
マン島Classic TTを走らせるTeam Classic Suzukiというレーシングチームをサポートしているのです!
さらに!旧車レーサーを大切にするだけでなく……
こうして私たち一般ライダーが大切に所有する絶版車両のパーツ供給を積極的に行う通信販売&ギャラリーサイト「Suzuki Vintage Parts Programme」を運営しているのです。これは心から拍手!
該当車両は、60年代の名車「GT250」のほか、「GT750」などの70年代の名車から「TL1000S」まで多種に渡ります。名車に限らず、珍車・希少車が多数含まれている点にも愛が感じられて◎です。
こうした過去を大切にする姿勢は、非常に好感がもてますね! 鈴菌にバッチリ感染してくれたSuzuki Bikes UK の活動に今後も注目し、応援したいと思います。