バイクでのお出かけ先は近場もあれば、ツーリングで遠くまで足を伸ばすこともあるでしょう。
旅先で絶景や観光スポットに訪れたらカメラで写真を撮りたくなりますが、カメラって種類が多すぎてそもそもどれがいいかわからない!と思ったことはありませんか?
今回の記事では、わかりそうでわかりにくいカメラの種類と性能を解説いたします。知識のない方でもサクッと理解できるように、ディープな知識は含んでおりませんのでカメラが趣味の方は優しい目で見守ってください。
カメラには種類がある?
日常生活で普段から口にする「カメラ」とは、およそデジタルカメラ(デジカメ)のことを指していますが、デジカメにも実はいくつか種類があります。
カメラは種類によって強みや弱み、長所や短所が分かれており、使うカメラによってきれいな写真が撮れたり、持ち運びに便利といったものがあげられます。
ここでは現代の主流カメラである二種類の特徴と性能をご紹介いたしますので、ツーリング用のカメラの参考にしてみてください。
コンパクトデジタルカメラ
一般の人にもっとも馴染みのあるコンパクトデジタルカメラは、家電量販店や大手ショッピングサイトでも低価格で販売されており高い人気を誇っています。
カメラ好きな人たちからはコンパクトデジタルカメラを略してコンデジと呼びますが、その名前のとおりカメラ本体のサイズが小さく(コンパクト)、持ち運びや携帯性に優れツーリングにも向いていることがポイントです。
近年販売されているコンデジはズーム機能や防水、補正機能などさまざまな性能が搭載されており、シーンを選ばず写真撮影ができます。
バイクツーリングでカメラを持ち運びたい場合は、保護ケースに入れていても持ち前の小ささを活かして運転の邪魔にもなりませんので、ツーリングのお供のカメラにはコンデジが最有力候補といえます。
一眼レフカメラ
一眼レフカメラとは、アマチュア / セミプロ / プロのカメラマンたちが扱うカメラです。
コンデジとの一番大きな違いは、一眼レフカメラはその時、その場所、その環境に適したレンズに取り替えながら写真撮影をおこないます。
たとえば、遠くにあるモノを撮影したい場合は、望遠タイプのレンズに取り替えて撮影をしますが、望遠レンズは遠くにあるモノを撮影する専用のレンズですから、遠くのモノであってもきれいに写真が撮影できます。
コンデジの場合は一眼レフカメラのようにレンズを取り外しができず、またズームができても画像がボヤけたり画像が荒くなどのデメリットがあるのです。
また、カメラには撮影対象の光を画像に置き換えるセンサー(撮影素子)というパーツが組み込まれており、センサーが大きいほど光をより多く取り込めますので、きれいな写真が撮影できます。
コンデジはもともとコンパクトさが持ち味なため、搭載できるセンサーは数あるカメラの中でもほぼ最小サイズなため、大きいセンサーを搭載している一眼レフカメラの画像にはなかなか勝てません。
旅先でよりきれいな写真を撮りたい場合は一眼レフカメラに軍配があがりますが、一眼レフカメラは大きめの作りなので旅先やツーリング時の荷物になるおそれがあります。子猫サイズで1㎏強の重量、しかも保護のためのケース・バッグ、用途によっては数種類のレンズを持ち歩くことになり、いわゆる大荷物になりがちです。
ただし、最近では軽量化・省スペース化も実現したミラーレス一眼というものがありますから、こちらを購入するのもいいでしょう。
メーカー別コンパクトデジタルカメラの強み
カメラのサイズ感や持ち運び性から考えると、ツーリング用のカメラにはコンデジがやはりおすすめす。
しかしコンデジといっても多くのメーカーが展開しているので、機種によって良い点悪い点があります。
代表的なコンデジメーカーと機種を三種類あげますので、比較してみてお気に召しそうなツーリング用カメラがあるかチェックしてみてください。
ソニー DSC-RX100
ソニーはスマートフォンでも有名ですが、カメラにも力を入れているメーカーです。ソニーのコンデジの強みは簡単操作で素人でもきれいな写真が撮れるところがポイントでしょう。
またソニーらしい機械面でのサクサクした動作と、高機能なのにコンパクトに設計された本体はまさにプロ顔負け、高レビューも多数輩出しています。
見た目もスタイリッシュなので、バイクの見た目も損なわないためツーリングカメラにいいでしょう。
Canon PowerShot SX720
カメラ好きにキャノンを知らない人はモグリといってもいいほど超有名なメーカーです。
キャノンはコンデジだけでなく一眼レフカメラも展開していますが、カメラに注力しているメーカーが手がけるコンデジなだけあって機能にはこだわりが詰まっています。
たとえば光学ズームは40倍、手ブレ補正機能があいまって遠くのものまできれいに撮影が可能です。
重さも245gと500mlペットボトルの半分程度なので、ツーリングのお供には欠かせないでしょう。
Nikon COOLPIX A100
ニコンもまた一眼レフカメラを手がける有名メーカーで、キャノンと双璧をなすカメラブランドです。
ニコンが手がけるコンデジはほかのメーカーのものと比べても遜色はないのですが、特にCOOLPIX A100はなんと10,000円程度で購入できるという驚愕価格がポイントです。
もちろん画素数も2,005万画素と他のメーカーのコンデジに近いので、より低コストでツーリング用のカメラを購入したいライダーにはピッタリでしょう。
SDカードもカメラの使い勝手に影響する
ツーリングをしている最中に、急に写真を撮りたくなるスポットに訪れることもあるでしょう。
すばやく写真を撮りたい場合はカメラの性能がモノをいうとお考えになられる方が多いでしょうが、実は記録媒体であるSDカードによって撮影スピードが変わるのをご存知でしょうか?
たとえば、標準的なSDカードを使用して写真を一枚撮った際に、シャッター音が鳴って画面に画像が表示されるまで時間がかかる場合があります。
つまり、画像が表示されるまでの間は待たなければならず、次の撮影ができないので実質的なカメラの性能を遅くさせるおそれがあるのです。
サムスンのSDカードは優秀
近年ではSDカードは高性能になりつつありますから、高評価がついたモデルを購入すればハズレを引くおそれは少ないでしょう。
SDカードもいくつかメーカーが手がけていますが、その中でもサムスンはほとんどのモデルが高速な動作に対応しており、写真撮影にも支障を来たしません。
中には最低でも毎秒30秒以上のデータ転送(高速動作)を保証しているU3クラスのSDカードも販売されているので、快適性はサムスンが強いといえます。
SanDiskも性能バッチリ
SDカードのメーカーにSanDiskという業者がいますが、実はSDカード界隈の大手メーカーでもあります。
SDカードの性能としてはサムスンに遅れを取らず高性能なので、コンデジの撮影にもぴったりなのですが、サムスンと比べるとやや高めのお値段設定なのでデメリットでしょうか。
ただし、大量の写真や動画を撮りたい場合は、SanDiskのSDカードには400GBという超大型モデルがありますので、サムスンのSDカードの容量じゃ足りないという方にはSanDiskがおすすめされます。
まとめ
カメラといえども種類は多く、また機種によっても撮影できる写真のクオリティにも影響するため慎重に選ばないといけません。
バイクのツーリングでスマホ撮影では味気ない、思い出を綺麗な写真に残したい、という方には本体が小さいコンデジがおすすめですが、もしきれいな写真を撮ることを主目的にするのであれば一眼レフを検討するのもよいでしょう。
カメラは今回ご紹介したもの以外にもかなり多く展開されていますので、ぜひお近くの家電量販店やカメラショップで見学してみてはいかがでしょうか?