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【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

ヤマハ独自のLMWテクノロジーが搭載されたモデルとして、トリシティ125、155、ナイケンに続き第四弾として登場した「トリシティ300」。

フロント二輪でありながらスムーズかつ思い通りに曲がることができるほか、高い制動力や優れた安定性が絶対的安心感を与えてくれる。

そんな、コンフォータブルな大人のコミューター「トリシティ300」にまたがり、ナイトクルーズを決行した。

 

トリシティ300で夜を駆けたくなる衝動

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

リモートワークをはじめとする働き方改革の推進によって、むしろ業務が煩雑になり忙殺される日々。小さなフラストレーションが溜まってくると、無性にバイクに乗りたくなる。

そんな衝動に駆られると、もう頭の中はバイクでいっぱいになり、いかに残りのタスクを明日にまわせるか考えるようになってしまう。

「〜よろしくお願いします」お決まりの結びでメールを送信すると、現実から逃げるようにパソコンを閉じた。

 

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

外へ出るとすでに街のネオンが光っていた。肌を刺すような寒さだが、冬の夜は空気が透き通っていて嫌いではない。

気温計を見ると5℃の表示。むしろクールダウンにはちょうどいい。

さぁ、トリシティ300で走り出そう。

 

ルートを決めないナイトクルーズこそ至高

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

シート下トランクに仕事道具を入れ、特にルートを決めずにトリシティ300を走らせた。

お世辞にも軽くはない車両重量(237kg)だが、292ccの水冷BLUE COREエンジンは予想以上に力強く、ストレスなく走ることができる。

万年渋滞気味な都心の交通状況では、クラッチ付きのバイクだと次第に疲労が蓄積してくるだろうが、ビッグスクーターであるトリシティ300であればそのような心配は全くない。むしろ、フロント二輪であることによって、路面にある細かな段差の衝撃をしっかりと吸収してくれるほか、曲がる際の安心感もあり高い制動安定性も実現している。

 

#YAMAHAが美しい

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

時期はちょうどクリスマス。表参道に着くと、通り全体が暖かいイルミネーションの灯りに染まっていた。各パーツをマットとグロスで塗り分けられたトリシティ300も、実に上品な高級セダンのように映る。

コントラストのついた上質なカラーリングもさることながら、細部まで作り込まれた美しいスタイリングは、さすがヤマハといったところ。

 

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

表参道をあとにし、次は東京タワーを目指した。

それまでの道中で何度か強い横風に煽られたが、LMWテクノロジーが搭載されたフロント二輪によってふらつくことなく、LMWが目指す”転ばないバイク”の一端を垣間見る安定した走りを体感した。

 

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

自転車で言うところの”ポタリング”のように、特に速く走るわけでもなく、あくまでもクルーズ=巡航を楽しむライディング。

レインボーブリッジを巡航して感じたのは、車体の安定性だけではなく防風性の高さにも優れているという点だ。絶妙な高さのフロントスクリーンがヘルメット上部に風を逃してくれるため、走行時の疲労を軽減してくれるほか、風切り音も少なく静粛性にも一役買っている

 

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

そして、橋を渡りながら決めたナイトクルーズのゴール地点であるお台場に到着。この場所は、レインボーブリッジと東京タワー、スカイツリーまでが望める絶景スポットだ。近くの自動販売機で缶コーヒーを買い、何も考えずに都心の夜景を眺めた。

日常の生活から離れ、束の間の非日常を味わう。バイクに乗っていて良かったと思う瞬間だ。

 

高い安全性と優れたデザイン性を兼ね備えた最高の一台

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

今回乗ったヤマハ「トリシティ300」は、前述の通りLMWの採用と大型の車体設計によって、ツーリングなどの長距離走行に適していることは言うに及ばない。それに加えて、新機構である「スタンディングアシスト」も備えており、さらに街乗りでの使いやすさも高まった、モビリティとして実にハイクオリティーなモデルと言えるだろう。

なお「スタンディングアシスト」については、他多くのメディアでも書かれている通り、”足を着かずに信号待ち”のような使い方はオススメしない。停止直前に車体が傾いた状態で作動させると、傾いた状態をキープして作動するため、そのような用途はかえって危険となる。

あくまでも、停車時や押し歩き時にバイクの自立をサポートしてくれる補助機能であり、その点では非常に心強い機能だ。

ちなみに、シート高は795mmと驚くほど高いわけではないが、シート幅があるせいか身長180cmでも両足がべったり地面に着くことはない。スタンディングアシストを活用すれば、ヒヤッとすることは少ないだろう。

 

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

フロントライトはLEDで、光っている縦2灯がポジションランプ。眼光鋭いライト形状と、サイドをエグったようなカウルによって精悍な顔立ちだ。

 

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

大型のフロントスクリーンに守られたコックピット。メーターパネルは視認性が高く必要最低限の機能が並ぶシンプルなレイアウトだ。

ちなみに、メーター上部で光っているのがスタンディングアシストが作動していることを知らせるランプ。

 

【これぞ大人のモビリティ】トリシティ300で巡る東京ナイトクルーズ

シート下トランクは、約45Lの収納スペースを確保。フルフェイス2つ、またはフルフェイス1つとA4サイズのビジネスバッグ程度であれば余裕で収納できる。

 

今回、ナイトクルーズの相棒として選んだトリシティ300に乗って感じたのは、タウンユースもツーリングもこなす万能なモデルに仕上がっているということ。大型バイク並みの車体サイズや車両重量、足付き性などには若干の慣れが必要だが、そこは新機構のスタンディングアシストが名前の通り補助してくれる。むしろ、うまく使いこなせば、立ちごけのリスクを大幅に軽減してくれるというメリットの方が大きいだろう。

トリシティ300は、本気で今乗っているバイクから乗り換えを検討するほど魅力的なバイクだった。それだけ、安心感は走る楽しさを増幅してくれるということに気付かされた。

 

トリシティ300

エンジン型式 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
排気量 292cc
最高出力 29PS/7250rpm
最大トルク 3.0kgf-m/5750rpm
車両重量 237kg
全長×全幅×全高(mm) 2,250×815×1,470
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 795
ホイールベース(mm) 1,595
燃料タンク容量 13L
タイヤサイズ 前:120/70-14、後140/70-14
メーカー希望小売価格(税込) 95万7000円

 

Writer: chihiro.ban

Information

ヤマハ発動機「トリシティ300」商品ページ
公式サイト

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