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公式発表!ドゥカティ「1299 Panigale R Final Edition」はSBKの歴史に燦然と輝くドゥカティ・ツインの最後を飾る!

公式発表!ドゥカティ「1299 Panigale R Final Edition」はSBKの歴史に燦然と輝くドゥカティ・ツインの最後を飾る!

つい先日の記事にて、ドゥカティ「1299 Panigale R Final Edition」のスペックについてお伝えしましたが……

これがファイナル!ドゥカティ「1299 Panigale R Final Edition」のスペックが明らかにされた!

その車両が公式発表されましたので、続報としてお伝えいたしましょう!

 

「1299 Panigale R Final Edition」の背景

公式発表!ドゥカティ「1299 Panigale R Final Edition」はSBKの歴史に燦然と輝くドゥカティ・ツインの最後を飾る!

コチラが公式発表された「1299 Panigale R Final Edition」。スーパーバイク世界選手権の歴史を作って来た2気筒レーサー直系モデルの最後を飾る1台となります。

1988年に”Marco Lucchinelli”が「851」で遂げた初勝利(市販車ベースでの勝利は世界選手権初)から2017年の「Panigale R」での勝利まで、ドゥカティは数多の勝利を挙げて来ました。その間、2気筒4バルブ・デスモドロミックを装備するエンジンは、デスモクワトロ、テスタストレッタ、スーペルクワドロと形を変えつつ高性能化されて行きました。

 

公式発表!ドゥカティ「1299 Panigale R Final Edition」はSBKの歴史に燦然と輝くドゥカティ・ツインの最後を飾る!

こうして世界選手権で遂げた勝利は330以上!その偉大な歴史へのオマージュとして生まれた「1299 Panigale R Final Edition」は、最上の2気筒エンジンをレーシングマシン直系シャシーに搭載しています。

そして”Final Edition”は、そうした2気筒エンジンからの決別を意味しています。

 

「1299 Panigale R Final Edition」のディテール

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予告通り総排気量1,289ccの「Superleggera 1299」系エンジンを搭載。最高出力は209HP@11,000rpm、最大トルクは14.5kgm@9,000rpmと、同社市販2気筒エンジン搭載車として最高レベル。

軽量クランクシャフトと大型クランクピン、それにタングステン製バランシングパッドを装備。コンロッド、吸排気バルブはチタン製。そしてこれまた事前予告通り、シリンダーライナーはスチール製です。

 

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そしてシャシーはドゥカティ自身が”Hyper-Competitive”という、サーキットで鍛えられた極めてコンパクトなアルミ製モノコックシャシー。エアボックスまで統合しており、車両重量は僅か179kg。エンジンを強度メンバーに用いています。レイク角は24度です。

エアボックスを統合する、ということですが、単にフィルターを搭載するだけでなく、スロットルボディ、燃料系(の一部)、インジェクターも搭載されており、アルミ製ガソリンタンクにシールされて格納されます。

 

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フロントフォークはΦ43mmの”Öhlins”製NIX 30。TiN(窒化チタン)コーティングが施されたフルアジャスタブル倒立フォーク。フロントブレーキは”Brembo”製M50モノブロックキャリパーに330mmディスク。最強の組み合わせと言えましょう。

ちなみにABSを装備しており、超軽量の”Bosch”製9.1MPコントロールユニットを採用しています。

 

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リアショックも、もちろん”Öhlins”製のTTX36。チタンスプリングです。

 

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市販車を見慣れた眼には恐ろしいほどに肉抜きされたトップブリッジにはシリアルナンバーがレーザー刻印されます(台数限定ではないそうです)。

ステアリングダンパーは前後サスペンションと同じ”Öhlins”製を装備しています。

 

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左右二本出しを採用した排気系は”Akrapovič”製フルチタン!

 

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ご覧のように前後フェンダーやカバー類などはカーボン製を採用して、徹底した軽量化を実現しています。

 

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ここまで見て来たように、「1299 Panigale R Final Edition」は過去最高性能と言えるエンジン&シャシーを採用していますが、それは電子制御技術も同様。

MOTO GP直系の”Bosch”製IMUを搭載しています。ABSコーナリング、DucatiウイリーコントロールEVO、DucatiトラクションコントロールEVO、エンジンブレーキコントロールを統合制御します。

またDucatiクイックシフト(アップ&ダウン)に加えて、クラッチはスリッパー&セルサーボを搭載しています。

 

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公式発表!ドゥカティ「1299 Panigale R Final Edition」はSBKの歴史に燦然と輝くドゥカティ・ツインの最後を飾る!

エンジン、車体、電子制御技術に最高峰のテクノロジーを完全装備した「1299 Panigale R Final Edition」。栄光に満ちたドゥカティ2気筒モデルの最後を飾るに相応しい、過去最強のモデルと言えましょう。

 

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そしてレッド・グリーン・ホワイトのカラースキーム(レッドホイール)は、コレクターズアイテムとしての価値を高めています。

 

気になる価格と発売日は?

公式リリースでは、残念ながら発売日と価格については、触れられていませんでした。台数限定ではないことですし、これはドゥカティジャパンさんが入れてくれることでしょう!

最後にスペックを掲載しておきますね。

 

「1299 Panigale R Final Edition」のスペック

  • 全長×全幅×全高:- × – × – mm
  • ホイールベース:1,443mm
  • シート高:830mm
  • 車両重量:乾燥168kg、装備(ガソリン無し)179kg
  • エンジン種類 / 弁方式:水冷4ストローク・スーペルクワドロ・デスモドロミック可変バルブ、L型2気筒4バルブ
  • 総排気量:1,285cc
  • 内径×行程:116.0×60.8mm
  • 圧縮比:13.0
  • 最高出力:154kW(209hp)@11,000rpm
  • 最大トルク:142.0Nm(104.7lb-ft)@9,000rpm
Writer: Reggy

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