モーターショーに展示されたコンセプトモデルが後に市販化される、というのは良くある話ですよね? 近い例では、ホンダの「Adventure Concept」が、「X-ADV」(下記画像)として市販化されることが発表されました。
そこで今回は、昨年開催された「ミラノショー2015(EICMA)」に出展されたホンダの魅力的なコンセプトモデルを復習して、来たるミラノショーに備えましょう。
【復習】これが昨年のEICMAで展示されたコンセプトモデルだ
まず最初にご紹介するのは「CB650F」をベースとする2台のコンセプトモデルです。
CB Six50 Concept
タイトル画像としても掲載した魅力的なスクランブラー「CB Six50 Concept」。エンジン・フレームはベースモデルのままに、外装を現代的なスクランブラーに変更。
フロントフォークは倒立に変更していますが、ホイールをスポーク仕様に、またブロックパターンのタイヤを履くことで、何処かクラシカルなスクランブラーといった趣です。
ドゥカティ・BMWといった海外メーカーが火を着けたスクランブラー・ブームは、今世界的にキテいます!
ホンダも負けじと、しかも”直4”で出して欲しい!
CB4 Concept
お次はネイキッドモデルの「CB4 Concept」。エキパイの並びが美しい!と思ったのですが、コレはノーマル「CB650F」のまま。ベースモデルの良い部分をしっかり活かしています。
フロントフォークは倒立に変更され、ディスクローターは穴のないソリッドタイプを採用しています。赤いキャリパーはブレンボ、ではなくてトキコ。
リアアームは片持ち!前後ホイールもカスタムバイク風の凝ったデザインに変更されています。マフラーはスラッシュカット・タイプで、コチラも魅力的です!
よく見ると小振りなウィンカーが装備されています。
実用+αの実力を持つこのクラスのモデル、確かにホンダの現ラインアップでは若干バラエティに欠けているような……。
今年のミラノショーでの進化版(市販化)の登場に期待しましょう!
他のコンセプトモデルは……
ミラノショーではありませんが、ホンダは2015年の「大阪モーターサイクルショー」で、こんな個性的なコンセプトモデル「Bulldog」を発表していました。当サイトでは「Bulldog」市販化に向けたホンダについて続報もお伝えしていますので、ご記憶の方も多いことでしょう。
ミラノショー2016では、なんらかの進展があるのでしょうか?
最後にご紹介するのは、「Bulldog」と同時に「大阪モーターサイクルショー2015」で公開された、この極めて完成度の高い「CRF250 Rally」。某有力二輪誌にのみ貸し出されたりして嫌な感じでしたが、それは市販化に向けた一般ユーザーの反応を見ていたってことでしょうか。 進展があっても不思議ではありませんね!
今年のミラノショーは11月10日から!
いかがでしたか? 最近のホンダのコンセプトモデルから市販化に向けた動きについて、駆け足で振り返ってみました。こうして見てみると、何だか期待が持てます。
今年のミラノショーは2016年11月10日~13日開催ですので、興味深い車両がリリースされたら、なるべく早く情報をお届けしますね!