皆様は、ダウンヒルという丘から駆け下りる競技をご存知でしょうか。
今回は、そんなダウンヒルで起きたアクシデントを物ともせず起こした奇跡についてご紹介いたします。
まさかのKTM「RC390」でダウンヒル?
意気揚々とクルマを走らせ、どこかへ向かう男性。
着いた先はオートバイメーカー「KTM」の販売店です。
そう、彼はKTMのスーパースポーツ「RC390」でダウンヒルに出場を企てていたのです。
RC390は思いっきりオンロード用のしかもレース仕様。非常にもったいない気がしますが、躊躇することなく競技スタート!
しかし、彼を待っていたのは”神様のイタズラ”。なんと序盤でチェーンが外れてしまうのです!
ポーンと空へ投げ出されたチェーン…。
チェーンが外れたにも関わらず、スピードを一切緩めることなく駆け下り、そのままなだれ込むようにゴール! 見事優勝しましたー!!
はい…、だいぶ胡散臭い感じになってきました。勘の良い方はそろそろ気付き始めているかもしれませんね…。でもまだ話は続けます。
優勝の瞬間、誇らしげに自分のマシンを持ち上げる彼!
はい、ダウト! 持ち上げられるわけないだろ、ウソ確定ー!! そうなんです。申し訳ありません。だますつもりはなかったのですが、これはパロディー動画です。
しかし、パロディーといってもただのパロディーではありません。れっきとした事実に基づいた、しかも本人主演のパロディーなのです!
MTB界のトップライダー、アーロン・グウィン
彼の名はアーロン・グウィン。マウンテンバイクの現役プロライダーです。
この動画は、先月(2015年6月)開催されたMTB DHのワールドカップに出場した際の、エピソードを元に作られたパロディーだったのです。
アーロン選手が乗る自転車は、序盤でチェーンが外れてしったのですが、諦めることなく競技を続行し、見事チェーンが外れたままでゴールしたのです。完走できただけでも奇跡的なのに優勝までしてしまったのです。
ちなみにこれが実際にアーロン選手が乗っていたMTBのギア部分です。確かにチェーンがありません。
そして、これがゴールした際の実際のシーンです。パロディーと同様、愛車を天高く掲げています。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、それでは実際のレース動画とパロディー動画をまとめてどうぞ。
まずは実際のレース動画
こちらがパロディー動画
いかがだったでしょうか。
ちょっとKTMの”スポンサード臭”が漂いますが、それでも元ネタとパロディーを並べてみるとより楽しめますよね!
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参考 – Youtube : Aaron Gwin rides downhill on a KTM motorcycle、Aaron Gwin win at Leogang without chain