昨今の二輪業界における電動バイクは、大手二輪メーカーから若手ベンチャーまで世界各国の企業が参戦し、激しい開発競争が繰り広げられています。
今回はオーストリアにあるJOHAMMER社が制作した「Johammer J1」という、かなり風変わりな電動バイクをご紹介いたします。
初見のインパクトが強すぎる「Johammer J1」
専門家兼CEOのJohann Hammerschmid氏を中心としたチームが開発したこちらの電動バイクは、ボディの中はモーターとバッテリーが入っており、ピーナッツのような、カタツムリのような、なんとも独創的なボディデザインが特徴的すぎます。
しかしなぜこのようなカタチになったのでしょうか。
「Johammer J1」の特徴
まず、特筆すべき点はフロントがハブ・ステアリングだということ。
リアホイールは片持ちです。
リアのディスクローター側に回ってみると、ごっついフィンが!
ステアリングダンパー部分も剛性に優れた作りとなっています。
なぜかイボイボのシート。おそらく滑り止めの機能でしょう。
通常のステップ位置は、ややバック気味ですが、ハイウェイペグもあるのでゆったりとクルーズ・ポジションでの走行も可能。
ボトムズのようなヘッドライト…。
リアの灯火類はブラックレンズで統一されています。
この機能はすばらしい! ミラーにメーター機能が埋め込まれています。
ざっとご紹介いたしましたが、とにかく独創的!
最高速度は120km/hで、1回の充電での航続距離は「J1.150」で150km、「J1.200」で200kmとなっています。
なお、搭載されているリチュウムイオン電池を8割充電するまでにかかる時間は「J1.150」で2.5時間、「J1.200」で3.5時間。
購入から最初の5年か10万kmの走行距離までは、80%の性能が保証されています。
気になる走行動画もあります
やはり電動バイクなので、「ヒューン」というエンジン音(モーター音)。
二輪車において、音も気分が高揚する重要な要素の一つだという意見もありますが、静音性に優れているので良いのではないかと思います。
気になる価格は「J1.150」で約310万円、「J1.200」で340万円となっています。
とにかく前衛的なバイクに乗りたかったんだ!という方、購入してみてはいかがでしょうか。
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参考 – JOHAMMER