最近のモーターサイクル開発事情に詳しい方は、なんだかEV開発競争がじわじわ起きているなーということは薄々感づいているかもしれません。
2〜3年ほど前からイタリアの大手バイクメーカーであるドゥカティもその例に漏れずにEVを開発していたようですが、なんと1月中旬にCEOのクラウディオ・ドメニカーリ氏から「製造に漕ぎつけそうだ」との声明が発表されました。今日はこちらの内容についてお伝えしていきます。
コンセプト「DUCATI ZERO」がいよいよ…?
こちらが2、3年前に発表されたEVコンセプトの「DUCATI ZERO」です。ミラノ工科大学との共同開発が進められていたこちらのコンセプトモデルですが、どうやら生産ラインへの漕ぎつけのめどが立ったのか、CEO曰く「将来はEVの時代、私たちがシリーズの量産を開始するのもそう遠い話ではありません」とのことでした。
こちらの動画がかつて2016年に発表されたコンセプト段階のZEROです。パニガーレを彷彿とさせつつも未来を見据えたデザインですね。
バッテリーの目まぐるしい技術進歩の中、スペックの詳細を予想することは難しいのでなんとも言えませんが、高速でかっ飛ばせるのがドゥカティのスーパースポーツの醍醐味でもありますから、おそらく最高速度は他と一線を画すことになりそうですね。
ハーレーのLiveWireの予約販売開始を受けてのけん制としての情報開示かもしれませんので、実際にEVモデルが販売するまでには実はあともう少し時間を要するかもしれません。気長に今後の各イベントでの追加情報を待ちましょう。
electrek
Writer:
GEORGI