エドウィン・オールディング氏が手がけた魔改造バービーカー。「バービーカーが本格派アメリカンマッスルカーに変身!?魔改造バービーカーがブッ飛んでる!」では魔改造バービーカーについての簡単な紹介をおこないましたが、ここでは魔改造バービーカーがどんな車両なのかをご紹介します。
そもそも魔改造バービーカーの始まりは
YouTubeチャンネルの「Grind Hard Plumbing」ではクルマやバイクのDIYカスタムの動画をアップしており、チャンネル登録者数33万人を誇る人気チャンネルです。
ここで紹介するのは、バービー・マスタングGTと中古ゴーカート、ダートバイク用エンジンを組み合わせ、外見は可愛いけど乗ると末恐ろしいほど速いバービーカーです。
魔改造を施されたバービーカーはオールディング氏の独創的な発想が詰め込まれ、本来子供向けの遊具だったのが大人も楽しめる乗り物…… いや、大人しか楽しめない乗り物になってしまっています。
ホンダ製ダートトラックバイク用エンジン搭載
ベースとなる中古のゴーカートは、オールディング氏の友人から250ドルで購入したもので、こちらもかなりの改造がなされたもの。エンジンがリアについていましたが、これを取っ払い、フロントにホンダCRF230Fのエンジンを搭載しています。
CRF230Fのエンジンは排気量223ccの4ストローク空冷単気筒エンジンで19馬力を発揮し、低回転からのトルクに富んだ仕様です。
オールディング氏はバービーカーをドリフトカートにしたいと語っていたため、バービーカーのサイズであれば十分な馬力。元々は12Vモーターで動いたバービーカーだったため、飛躍的なパワーアップです。
フレームは切ったり溶接で繋げたりして、バービーカーの寸法に合わせるためにホイールベースを短縮し、フロントエンジン用のマウントを製作。
リアタイヤへの駆動はエンジンの動力をチェーンで伝達し、ホイールはゴーカートのものをそのままゴールドに塗装して流用し、カート用のスリックタイヤを履かしていました。
あまりに速すぎてクラッシュ
シリーズが進むにつれ、バービーカー製作が着々と進み、いつの間にか公道を走行するまでになっていました。
本来なら現地の交通法を満たさない、ナンバープレート無しなので違法なんですが、それはご愛嬌ということにしときましょう。
動画のエピソード8では、公道テスト走行時に減速でシフトダウンした際にタイヤロックして、そのまま路外へクラッシュ。
幸運なことにドライバーに大きな怪我はなく、バービーカーも大きな損傷はありませんでした。
それでもフェンダー部分に損傷があったため、バケツを切って新たなフェンダーを取り付け、前よりもタイヤが隠れるようにフェンダー部分を延長。
次回のテスト走行ではリアタイヤを滑りにくくするために、バーンアウトでしっかりリアタイヤを発熱させていざスタートしますが、またまたトラブルが発生してしまうことに……。何が起きたかは、ぜひ彼らのチャンネルでお確かめください。
なんと時速115キロを記録!
魔改造バービーカーは最速速度72MPHを記録。それは時速115キロにもおよび、さらに0-60MPH(約96km/h)加速はわずか6秒。
しかもこの魔改造バービーカーをオールディング氏と彼の友人の二人でたった5日で作り上げたのも驚かされます。
彼らが楽しそうに魔改造バービーカーを作っていく姿をみると、我々も挑戦したくなってしまいますね!