今でも人気の高いS30Zをデフォルメしたクルマ…もしくはホンダのZ?などなど疑問に思うことの多いこの一台。実は「スバル360」をベースにカスタムを施したEVカーだというのだから驚きである。
“てんとう虫”をEV化して「でんどう虫Z」?
そもそもベース車両に「スバル360」を選定する段階で驚愕に値するが、それをS30Z風にモディファイするだけに飽き足らず、EV化までしてしまったのは埼玉自動車大学校の学生たち。
現在でも人気のS30Z風の車両をEV化することで見ても乗っても楽しめる車両を製作したのだという。それにしても「てんとう虫(スバル360の別名)」をカスタムして「でんどう虫Z」とネーミングまでするとは…実にウマすぎる。
モーターはリアに積まれてフロントにはバッテリーを搭載
モーターはAshwoods社製のELMO-S80 48Vがベース車のスバル360に添ってリアに積まれており、Zを象徴する長いフロントノーズにはバッテリーが積まれている。出力7kw、トルクは48N・mとのことである。
コンセプトカーやきらびやかなカスタムカーも悪くはないが、こういったユニークなクルマに出会えるのも東京オートサロンの楽しみの一つだろう。今後もこういったコンセプトのユニークなクルマに出会いたいものである。なお、この「でんどう虫Z」だが、エコカー部門で見事、最優秀賞を受賞している。
Writer:
K.Y