「若者がバイクに乗らない」こんな声はバイク乗りは一度は聞いたことがあるでしょう。そんなことわかってる?そうですよね…!正直聞き飽きましたよね。
でも安心してください!最近のバイク人気は徐々に上がりつつあります。果たしてそれはなぜなのか?真相に迫ってみたいと思います!
バイク離れや「3ない運動」など平成時代は逆風のようなイメージでしたが、果たして令和時代はバイク乗りが増え続けるのでしょうか?最近の傾向から未来のバイク業界についてちょっと見てみましょう!
最近のバイクユーザー層
二輪車販売台数のデータを見てみると2016年まで減少傾向にあり「やはりバイク離れは歯止めが効かないのか?」という状況でしたが、なんと2017年には盛り返してきています!
バイク用品販売店を見てみると、最近は若者がいることも珍しくないのもこの影響なのでは?しかし、まだまだ盛り返したとは言えない状況ですよね。ところでバイク離れって何で進んでいるのでしょうか?その理由を考えてみましょう。
バイク離れの理由
バイク離れの理由で考えられることは、次の3つが原因ではないでしょうか?
- 事故した時はやっぱり危険
- バイクは盗まれやすい
- 意外と値段が高い
ちょっと詳しく見てみましょう!
事故した時はやっぱり危険
事故した時は守られるものがないため、やっぱりバイクは危険というのは否定できません。バイク乗りであれば付きまとうこの問題が理由でバイクに乗るのを諦めている人も多いのではないでしょうか?
特に日本の道路は狭いため、転倒しただけでも後続車にはねられたり考えるだけでもゾッとします。しかし、最近はタイヤが滑るのを防いでくれるABSやトラクションコントロールなどの最新技術や、万が一転倒した時に身体を守ってくれるエアバッグ機能付きベストなども普及しています。
そのため、安全についても考えられていますので、リスクが減ってきているのもまた事実です。
バイクは盗まれやすい
車に比べてバイクは盗まれやすく、実は保管方法にも気を使わなければいけません。ある意味車より保管に困るのではないでしょうか?せっかく頑張って買ったバイクが盗まれてしまった時のショックは計り知れません。
意外と値段が高い
最近のバイクは最新技術が搭載された魅力的なバイクが多くなりましたが、その分値段も昔に比べて高めの傾向があります。せっかく気に入ったバイクが見つかっても値段を見た瞬間夢のまた夢なんて諦める人も多いのではないでしょうか?
250cc人気のおかげで販売台数が回復している
ここ数年バイク離れの悲鳴が上がっていたものの、冒頭でもご紹介したように2017年は久々にバイクの販売台数が盛り返してきています。特に原付・125〜250ccのバイクの販売台数が多く、小型バイクの人気が目立っています。
その中でもここ数年にかけて各メーカーが250ccクラスのバイクに力を入れてきています。特にフルカウル付きのスポーツバイクは、
- ホンダ・・・CBR250
- ヤマハ・・・YZF-R25
- スズキ・・・GSX250R
- カワサキ・・・Ninja250
と、各メーカーが戦国時代のように次々と新型車を発売しています。
実際ロードレース界でも250ccクラスが一番熱く、新型が出れば出るほどそのバイクが誘目され、レース界も盛り上がってきています!小さい子供から年配ライダーまで幅広く扱えるサイズで、誰でも気軽に始められるクラスであることが大きな魅力ですね!
バイク世代の親を持つ子供がバイクを買う年代になってきているのもポイント
でも、少子高齢化でそもそも若者が減ってきていますが、なぜバイクを買う若者が増えつつあるのでしょうか。
その理由の一つに、バイクブームと呼ばれた1980年代の人が40〜50代になり、リターンライダーが増えるのはもちろん、その「子供世代」がいよいよバイクの免許が取れる年齢になったからだと考えられます。
中型免許があれば、400ccまでのバイクに乗ることができますが、実際のところ免許取り立ての初心者がいきなりMAXの400ccのバイクを乗ることに抵抗を感じるのではないでしょうか?それなら1サイズダウンした250ccクラスのバイクがちょうど良いでしょう。250cccだと高速道路も走れますからね!
親から子に受け継がれる…… じゃないですけど、親の影響って大きいのではないでしょうか?反対にスマホやパソコンが普及しつつある現代においてバイクに興味を持つキッカケって…それ以外に何があるでしょう?
各メーカーもこの世代を狙ってバイクを販売している動きがあるため、250ccクラスを始め小型のバイクに力を入れている傾向があるようですね。
まとめ
一昔前はバイクは趣味の乗りモノとして贅沢品などのイメージもありますが、今は小型で性能がいいバイクがどんどん開発され、生活に取り入れやすくもなっています。また、若者世代も
- 体全体で風を感じられそう
- 開放感がありそう
- 自由になれそうな気がする
といったように、実際バイクに乗りたい若者はたくさんいることも事実です。そのため、魅力的なバイクを作ることや、バイクに乗りやすい環境が整えさえすれば、まだまだバイク業界の未来は捨てたもんじゃありません!
そのため筆者はもちろんのこと、この記事を読んでいただいている皆さんもバイクを愛し続け、思いっきりバイクライフをエンジョイすることがバイク業界全体を盛り上げることに繋がるのではないでしょうか?