東京モーターショーがジャパンモビリティショーへと改称されたことにより、これまでに紹介されたホンダ、ヤマハ、スズキは、小型モビリティなどに重点を置いた展示を行いました。
しかし、カワサキは異なりました!カワサキは世界初公開のモデル5車種を中心に、二輪車メーカーらしい展示を披露しました。早速、これらの世界初公開モデルをご紹介しましょう!
「W800」に弟が爆誕⁉「W230」世界初公開!

まず注目すべきは、世界初公開された「W230」です。モデル名からお分かりいただけるように、「W230」は「W800」の血統を受け継ぐレトロスポーツモデルです。
どこか懐かしさを感じさせるオーソドックスなロードモデルであり、2017年に惜しまれながら生産終了となった「エストレヤ」の後継モデルと言って良いでしょう。

「W230」はシンプルな空冷4ストローク単気筒SOHCエンジンを搭載ています。カワサキは「味わい深さを追求した」と表現していますが、このエンジンは日常の街乗りに適していることでしょう。

このモデルはオーソドックスなスチール製ダブルクレードルフレームを採用し、フロントフォークはコンベンショナルな正立タイプで、リアショックはもちろん2本のサスペンションを備えています。
魅力的なツートンカラーのシートレザーや、キャブトンマフラーが個性を際立たせています。

丸みを帯びたガソリンタンクも愛らしいデザインですね。このモデルの市販化が楽しみです!
「メグロ S1」は日本モーターサイクル史に残る名車の末裔!

カワサキ・ブースの最奥に鎮座していたのは、ジャパンモビリティショーで世界初公開された「メグロ S1」です。
ちなみにメグロとは、目黒製作所が1924年から生産していたモーターサイクルのこと。大排気量で高性能、高品質であり、当時のライダーたちにとって憧れの的でした。最終的にはカワサキに吸収され、Wシリーズの祖となったわけですが、一方でメグロには250cc単気筒シリーズも存在していました。

なんと今回、カワサキはその単気筒シリーズの最終モデル「メグロSG」も展示していました!「メグロ S1」はその末裔ということになります!

「メグロ S1」のディテールですが、「W230」の特別仕様的ですから基本構成は「W230」に準じます。
大きな違いとしては、この入念に仕上げられたブラック×クロームメッキのガソリンタンクです。落とし込まれたメグロのエンブレムが誇らしげに掲げられています。この展示から、「W230」と「メグロ S1」が市販される可能性は高いと期待されています。
「KLX230」は久々のデュアルパーパスモデル!

さらに、もう1つのモデル「KLX230」もご紹介。このモデルはデュアルパーパスモデルで、ビギナーからベテランまでの幅広いライダーに向けています。
2017年モデルの「KLX230 S」の後継モデルとして登場し、フレームとサスペンションが最適化され、足つき性、前後ホイールトラベル、シート厚の増加が実現され、オフロード走破性と快適性が向上しています。
このモデルにはABSオフスイッチとスマートフォンコネクティビティが搭載され、オフロードライディングを楽しむことができます。2024年に導入国で順次発売される予定で、日本でも発売されることが期待されます。
「Ninja ZX-10R」&「Ninja ZX-4RR」に40th Anniversary Editionが登場!

最後に、「Ninja ZX-10R」と「Ninja ZX-4RR」の40周年記念エディションをご紹介します。これらのモデルは「Ninja」誕生から40周年を祝して生まれた特別仕様車です
そして、こちらモデルが「Ninja ZX-10R 40th Anniversary Edition」です。

もう一台は「Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition」です。これらのモデルは1980年代から1990年代に活躍した「ZXRシリーズ」のカラーリングとグラフィックを再現し、特徴的な3色(白/青/緑)を忠実に再現しています。
これらのモデルの日本での発売については近日発表予定ですので、お楽しみに!
ということで、カワサキブースでは世界初公開された5つのモデルをご紹介しました。モビリティにも未来感が漂う一方で、モーターサイクルの魅力も存分に感じられましたね!市販が待ち遠しいモデルもあり、今後の展開が実に楽しみです。
世界初公開のEVスクーターや大注目の「Motocompact」など未来に期待が膨らむ出展内容!Japan Mobility Show 2023【ホンダ】
https://forride.jp/motorcycle/jms2023-yamaha
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