Japan Mobility Show 2023(ジャパンモビリティショー)がいよいよ始まりました。

今回は主に日本メーカーの展示内容をご紹介していきます。まずはじめに、ホンダ・ブースからご紹介していきましょう！

大注目の「Motocompact」に触れる！

ホンダブースは今回、”モビリティ”に特化した展示を行っています。そのため、一般的なモーターサイクルはほぼ見当たりませんでしたが、先日アメリカで受注が開始されたばかりの「Motocompact」は実際の車両を展示しており、さらに触れる状態でご覧いただけます。

この車両の重量はわずか18.7kgという数字に疑念を抱かれるかもしれませんが、実際に筆者も持ち上げてみましたが、その軽さに驚かされました。これはホンダ製品ならではの特徴ですが、各部の質感も非常に高い水準にあります。

このモデルが日本市場で販売されたら、きっと大ヒットすることでしょう。しかし、担当者からの説明によれば、法規や安全性の問題に直面しているため、日本での発売は今のところ予定されていないそうです。残念ながら、特定小型原付に関する課題の解決を待つ必要があるようです。ホンダ製品だから当たり前ですが、各部の質感も極めて高い！これは日本で売ればバカ売れ間違いない。担当の方に聞いてみましたが

「残念ながら法規や安全性確保の課題がありますから、日本での発売はないと考えてください」とのこと。残念！特定小型原付を巡る諸課題が解決されるまで待つ必要がありそうです。

「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」世界初公開！

電動スクーター関連では、充実したラインナップが用意されており、特に注目すべきは世界初公開の「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」です。その洗練されたデザインは一見の価値があります。

しかし、このモデルの最大の特徴は、「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」という交換式バッテリーを2個使用する点です。

さらに、シートを見ると、タンデムライディングを想定していることがわかります。つまり、原付二種の市販が期待されますね。

また、ホンダは「Honda Mobile Power Pack e:」を動力源とする原付一種モデル「EM1 e:」も展示しています。

「Honda Mobile Power Pack e:」関連も充実！

また、充電ステーションの展示も行われていました。これが広く普及すれば、マンション住まいの方でも電動バイクの充電が便利になるでしょう。

「Honda Power Pod」のプロトタイプも展示されており、これは「Honda Mobile Power Pack e:」をさまざまなシーンで使用可能なポータブル電源に変えてくれる装置です。停電時の災害対策本部や移動販売、工事現場などで電源を確保するのに役立ちます。

エゴとエコを両立！「SUSTAINA-C Concept / Pocket Concept」世界初公開！

世界初公開の「SUSTAINA-C Concept / Pocket Concept」は、限られた資源を効率的に利用するための四輪と二輪の電動モビリティのコンセプトモデルです。

このモデルは、回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られており、資源の循環利用(リソースサーキュレーション)によって、限られた資源の制約から解放され、地球環境保護と自由な移動の楽しみを未来に向けて両立させることを目指して開発されました。

ラストワンマイルの移動には電動モビリティの「Pocket Concept」が活用されます。これにより、どこへでも気軽に移動できるようになります。

これまた極めて完成度が高く、魅力的な電動バイクに仕上がっています！

電動化に対するアレルギーがある筆者ですが、ホンダ・ブースで展示されていた車両を見る限り、この未来に期待が膨らむ出展内容でした。