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街中で300km/h!? ブッ飛びレースマン島TTの映像をご覧あれ!

街中で300km/h!? ブッ飛びレースマン島TTの映像をご覧あれ!

バイクレースと聞くと、皆さまはどのようなものが思い浮かびますか?一般的にはサーキットと呼ばれる施設で安全を確保した上で開催されることが当たり前とされています。

しかし世界最古のバイクレース、マン島TTレースはなんと公道で開催されることで有名!危険な街中を全速力で駆け抜けるその姿は、どのレースよりもはるかに大きなインパクトを与えてくれます。

 

パッと見てみると、見た目が激しいレースは他にもたくさんありますが、リアルに危険なレースと考えてみると、マン島TTレースの右に出るものはないでしょう。そこで今回は、公道を全力で駆け抜けるぶっ飛んだレース、マン島TTレースについて見ていきましょう!

 

マン島TTレースとは?

街中で300km/h!? ブッ飛びレースマン島TTの映像をご覧あれ!

マン島TTレースはイギリスのアイリッシュ海に浮かぶ小さな島の公道をコースにして競われるバイクレース。1907年から始まり、110年以上にも及ぶ伝統のレースなんですよね。

 

元々は「走る実験室」とも呼ばれていたように、市販車の性能をテストするために始まりました。しかしそのスリルが人気を呼んだのか、開催するにつれて年々規模が大きくなり、現在の「スーパーバイク世界選手権」の元になったとも言われています。

 

普段の生活で使われている一般道を利用して作られたコースは、島全体をぐるっと1周するようなレイアウトとなっています。郊外に抜ければ広々とした荒野道を走ることもありますが、住宅街に入れば民家の間も駆け抜けるかなりのデンジャラスコースとなっています。

 

実際にマン島TTレースの様子を見てみましょう!特にライダーからの視点であるオンボード映像がそのスピード感と危険性をあらわしているのがわかると思います。

日本の道路よりも明らかに道幅が狭いところを最高速度300km/h以上のスピードで駆け抜けています。マン島コースのコーナー数は230以上にも及ぶので、道を覚えるのも大変。コースを知り尽くした選ばれしライダーだけが、限界ギリギリで駆け抜けていくのですね!

 

毎年死者が出るほどのかなりのデンジャーレース!

街中で300km/h!? ブッ飛びレースマン島TTの映像をご覧あれ!

映像を見る限り、さすがにヤバイだろうと思うところにはスポンジバリアが置かれていますが、それでも市街地に入ったら石壁や街灯、電柱など危険なものをスレスレで駆け抜けており、万一クラッシュなんてしようものなら、ひとたまりもありません。

 

現に1907年にレースが始まってから、現在に至るまで240人以上ものライダーが命を落としているそうです。中でもスネーフェル・マウンテンコースとも呼ばれているコースは、死亡者がゼロで終わった年はほとんどないほどです。そりゃそうですよね……

また、当然フェンスやスタンドがないため、観戦者にも危険が付きまといます。万が一ライダーが転倒しようものなら、バイクや部品が飛んでくることだって十分にあり得るのです!実際のレース中の危険なシーンを集めた映像を見てみましょう。

 

超高速走行中に転倒すれば、なかなか止まってくれないのがわかりますね。映像の途中(0:50)には、クラッシュした後に勢い余って崖から転落しているものもあります。落下したところが草原だからまだマシだとは思いますが…… バイクは木っ端みじんになっています。

 

なんでこんなに危険なのに100年以上も続いているの?

街中で300km/h!? ブッ飛びレースマン島TTの映像をご覧あれ!

ご紹介したように、毎年死人を出して入りにもかかわらず、世界中の観戦者は3億人以上とも言われているマン島TTレースが、100年以上公式のレースとして開催されているのは一体何故なのでしょうか?

 

いくら伝統が続くとは言っても、年々進化するバイクの性能から考えると、もはや危険を通り超して無謀なレースにも見えるかもしれません。しかし、マン島TTレースはそんなリスク以上の魅力があるから現代まで続いているのです。

 

まず、ライダーからすればマン島TTレースは誰でも出られるレースではありません。出場するには事前の予選レースに出場し、出場権を獲得しなければいけないのです。そのためバイクの発展とともに続いてきた歴史ある伝統レースに出場できる「名誉」や、選ばれし者が危険なコースに挑むと言う「英雄的」な魅力が人を惹きつけるのではないでしょうか?

 

街中で300km/h!? ブッ飛びレースマン島TTの映像をご覧あれ!

また、観戦に訪れる人は目の前で時速300km/h以上のバイクが駆け抜ける非日常的な部分も人気を呼んでいる要因ではないでしょうか?過去にはマン島のレース史に名を刻んだ日本人ライダーや日本のバイクメーカーもあり、古くから日本人も挑戦し続けています。

 

危険でありながら由緒正しい崇高なレースとして、これからも続くであろうマン島TTレース。バイク好きのあなたなら、きっとその魅力に引き込まれるでしょう!

参考Unsplash
WizNorton Racing – Classic TT 2017 Josh Brookes 119.9mph Practice Lap

WizNorton Racing

YouTube

マン島TTレース クラッシュシーン

虹の橋の良

YouTube

マン島TTレースオフィシャルサイト

公式サイト

Writer: もーりー

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