元バイク乗りが再びバイクに乗るならオフロードがオススメ【後編】

前編に引き続き、元バイク乗りだったアラフォー以上が再びバイクに乗るなら、オフロードがオススメだ。

バイクを手に入れたら次はヘルメット

ヘルメットはやはりモトクロス用が一番。今では十分安くて丈夫なものが数多く売られているので、ショップで実際被って決めよう。コツとしてはやや小さめを選ぼう。被っているうちに内装が頭に合ってぴったりてな具合。ただし、頭が痛くなるほどのきつさはダメ。

それと、必ず内装が脱着式の物を選ぶようにしよう。オフロードは汗を沢山かくので、時には内装の洗濯も必要だからね。

カラーリングは全体を考えて決めよう。ヘルメット、ジャージ、パンツ、ブーツなどでバランスのとれた色がやっぱりかっこいい。専門誌などでアメリカのトップモトクロスレーサーなどを参考にして、大いにマネしよう。

ゴーグルを選ぶときは、必ずヘルメットを被って合わせること。ちゃんと鼻をふさぐことなく、ゴーグルのフレームが顔にフィットしている事が最低条件。メガネを使用している人は、スコットなどのメーカーがメガネ対応のゴーグルも用意しているので、安心して選んでほしい。ゴーグル購入の時はスペアのレンズも一枚は買っておこう。

衣類も揃えよう

ジャージとパンツも、もちろんモトクロス用。どちらも若干大き目で、パンツはももの部分に十分ゆとりのあるもの。膝とスネを守るニー・シンガードは、膝のガードが大きくて十分な硬さを持つものを選ぶこと。金属でガードをある程度の力で叩いてもへこまないものにしよう。親指で押してへこむようだったら却下。

ソックスは厚手の物でモトクロス用として売っているものもいいけど、スキー用のソックスでも十分。

グローブは、もっとも大事なアイテムの一つ。モトクロス用の、必ずぴったりフィットしたものを選ぶこと。大き目の物や革製品は絶対にダメ。シビアなアクセルワークには、ジャストフィットするのが一番。革製は水分を含むと伸縮性があり通気性も悪いので、オフロードには不向き。また、手首の部分をマジックテープで調整するタイプがあるが、アメリカのプロレーサーはこれを好まない。自然に緩いゴムで絞まっているタイプのほうが人気。確かにオフロードでは付け心地がいい。ちなみにグローブも2枚は用意しておきたい。

ブーツ選びが最重要

最後はもっとも重要なブーツだ。何故かというと、とにかく新品は堅い。超ヘビーデューティーなので、履きこなせるには時間がどうしてもかかる。普通の靴みたいに足首の部分が簡単に曲がらない。だから、慣れないとブレーキングやギヤチェンジがうまくできない。これだけは時間がかかるので、ブーツを買ったらとにかく履く、履く、履く。

最初は月面を歩く宇宙飛行士状態だけど、必ず足に馴染んでくるからそれまで我慢。イタリアのアルパインスター製のブーツがもっとも定評があるし、パターンやサイズも豊富なのでお勧め。それにふくらはぎを調整するサイドのバックルも別売りされているので、破損したときには便利。

実際にオフロードを走るときはブーツのバックルを強く絞めておくこと。最初はかなりきついけど、そのうちパンツやブーツの革が馴染んできて、徐々に強く絞められるようなる。ブーツのバックルを強く絞めるのは、中の足をブーツに密着させてフィットさせるのと、足とブーツの内側に余裕があると、転倒などで中の足だけが動いて、捻挫や骨折をしてしまうのを防ぐため。スキーをやったことのある人は分かるかも知れないけど、やはりスキーも同じ理由でバックルは強めにする。

さぁこれであなたもオフローダーだ。早速近くの河川敷や、山の広場で走ってみよう。もちろん走行禁止の場所以外を。わざわざモトクロスコースに行くこともない。

最初はトコトコでOK。誰だって最初があるんだから。要は「お、今少しフロントが浮いた!結構楽しいじゃん」という気持ち。もし20分間連続で走れたらクタクタになるから。そのあとのドリンクの美味いこと。

技術は必ず付いてくるから、自分なりに面白おかしくオフロードを楽しんでみよう。そしてちょっと慣れたら、林道も走ってみよう。もちろん対向車に注意しながら。山から見る下界もまたひとしお。

週に一度でいいからオフロードを経験してみると、思いがけない成果もでてくる。自分でも気づかないうちにライディング技術が大きく上達するものだ。もし気乗りしなかったらやめよう。あくまで”楽しい”という気持ちが大切。

月曜日の筋肉痛と、オフロード走行後の風呂とビール、どっちも歓迎するしかないでしょう。

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松並学

松並学

広く、浅く、何にでも興味を持ってしまう老人一歩手前の九州人。カップルのことをアベックと言いそうになることを一番注意している今日この頃。