赤く染まるエアーズロックが教えてくれた。バイク女子の私が世界を旅するワケ―旅リポライダーELIS―

初めて海外でのバイク旅を経験したイギリスで、世界の広さを経験したという旅リポライダーのELISさん。男性顔負けのタフさを発揮して、砂漠地帯も多く、気候の変化の激しい オーストラリアの大地を半年間旅した中で得られた「答え」とはなんだったのでしょうか。

 

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夢を追いかけてオーストラリアへ

初めて海外バイク旅を体験したイギリスから帰国しても、「もっと世界を見たい」というワクワクした気持ちは変わりませんでした。2018年9月からは予定していた語学留学のためいよいよフィジーへ渡航。さらに2018年12月からはオーストラリアに渡り、ワーキングホリデー制度を使って1年間滞在しました。

もちろん、渡航前からすでに各国をバイクで旅することも滞在計画のうちにいれて着々と準備していたんですよ。

 

特に半年の間旅したオーストラリアには思い入れがあります。現地についてすぐBMW G310Rを買ったくらいです。でもすぐに旅に出るようなことはしませんでした。

 

転機となった出会い

オーストラリアは日本と違って旅に必要な情報があふれているわけでもなく、宿やガソリンスタンドがどこにあるのかもわからない状態。どうしても見知らぬ地での不安が勝ってしまったんです。そんなとき偶然にも出会ったのが、オーストラリア全域を回っていた日本人ライダーでした。これ幸いと連日のように会いに行って、これまでの旅の話や必須のアイテムや知識などを聞き、旅立ちの足固め。話を聞き終えたころには、もう不安を抱えた私の姿はどこにもありませんでした。

 

そのときにはすでに滞在から3ヶ月が経っており、シドニーの街にも慣れ親しんでいました。街が一望できるお気に入りのスポットもあって、なんとなしにその日も足を運んだんですが、なんだか遠くの方に目が向いたんです。あの先に広がっているのは、日本の約20倍の大きさもある広大な大地。私はそのどこへだって行ってやるんだ……と。

今までにないくらいドキドキした気持ちと、ちょっぴりの不安を抱えながら旅までの2週間を準備に費やしました。そして2019年4月1日、私のオーストラリア冒険は始まったのです。

 

苦難の2ヶ月を乗り越えた先に見えた光

旅の中では野生動物との出会いがたくさんありました。木々の上でくつろぐコアラを見たり、、日本では考えられないような姿をたくさん目にしました。思わず「What are you doing!!!(何してるのー!)」なんて口に出ていました。バイクに乗ってて興奮すると何か叫びたくなっちゃうんです。(笑)

 

世界遺産に指定されている場所へも訪れました。中でも砂漠のど真ん中にある「地球のへそ」とも呼ばれるエアーズロックは思い出深い場所です。

観光地としてはよく知られていますが、実はとんでもなく大変なところにあるんです。なにせ夏場は50度まで気温が上昇し、夜は氷点下近くまで下がるなんていうでたらめな気候な上に、250km先までガソリンスタンドがないなんて不便さも当たり前。現地の人でさえクルマやバイクでもなかなか行かないほどなんです。

 

「せっかくこの地に来たのだから、困難なことほどやってみるべき!」と持ち前のポジティブさを武器に私はエアーズロックを目指しました。

シドニーから出発した旅程は20,000kmにも及び、ほとんどキャンプ生活。1日800km走ることもありました。紫外線が強く、日焼け止めをしっかり塗っていても肌は真っ黒に日焼けして。毎日ひたすら走って休んで、また走って。景色は一面赤土ばかりで、緑も、家も人けも何もない道が続くだけ。「私、なにやってるんだろう」なんて思う日もありました。

 

そうして約2ヶ月。ようやくたどり着いて、目にしたエアーズロックの情景は今でも心に焼き付いています。時間はちょうど夕暮れに差し掛かったころ。地球最大ともいわれる一枚岩の表面が、日が傾き始めるにつれて真っ赤に染まっていったんです。その景色はまるで炎に燃えているかのよう。「ようやく、夢だった場所に一人でやって来たんだ!」という感動と達成感に涙があふれました。

 

本当の世界を知りたい

私が旅をする理由は一言でいってしまえば「知りたい」から。ただそれだけなんです。

情報が溢れる社会となった今、インターネットを検索すれば知りたい、見たい画像や動画は簡単に見つかります。VRを使えば、まるでその場所にいるような臨場感を得ることだってできます。

それでも実際に経験してみると、やっぱり違うんです。たった一度の出来事に一喜一憂し、たったひとつの景色を見るだけで感極まってしまう。そんな“リアル”の、世界の素晴らしさをどこまでも知りたいんです。

旅リポライダーELIS

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forRide編集部

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