カワサキと言えば、多くの方がイメージするのはNinja系のスポーツツアラーではないでしょうか?Ninjaブランドの強さを考えるとそれも仕方ないことではありますが、カワサキはツアラーシリーズに“ヴェルシス”を有しており、こちらはアドベンチャースタイルが与えられています。
そんなヴェルシスは250ccからラインアップされており、一つのシリーズを形成しています。先日は当サイトでも650ccの「ヴェルシス650」をご紹介いたしましたね。
今回、シリーズの頂点に君臨する「ヴェルシス1000 SE」の2024年ニューカラーが発表されましたので、ご紹介していきましょう!
「ヴェルシス1000 SE」はアドベンチャスタイルのツアラー!
こちらが今回発表された2024年モデルの「ヴェルシス1000 SE」(ヨーロッパ仕様のオプション装着車)。アドベンチャースタイルのツアラーです。アドベンチャスポーツモデルと呼ばない理由は前後タイヤをご覧いただければ一目瞭然。基本的には舗装路を走行するモデルとして開発されています。カワサキ自身も
ワインディングでも、ロングツーリングでも。さまざまな路面状況下においてライディングの楽しさを提供する。
と表現しています。
ですから道なき道を行くというよりは、石畳やちょっとした砂利道に入っても大丈夫、というイメージ。様々なシチュエーションで走る楽しさを感じることができるモデルに仕上げられています。
アップライトなライディングポジションや快適性の高いシート、優れたウインドプロテクションを誇るシールドを搭載しており、さらにSHOWAスカイフックテクノロジーを採用したカワサキエレクトロニックコントロールサスペンション(KECS)が、長時間のライディングをサポートしてくれます。
カワサキ「ヴェルシス1000 SE」2024年モデル
ニューカラーの“メタリックディアブロブラック×メタリックファントムシルバー(BK1)”が採用されていますが、それ以外は2023年モデルから変更はありません。
搭載するのは総排気量1,043ccの水冷4ストローク並列4気筒エンジン。優れたレスポンスと高いフレキシビリティを発揮します。最高出力は88kW/9,000rpm、最大トルクは102Nm/7,500rpmを誇ります。
一目でロード志向であることが分かる車体構成。エンジン上部にメインフレームが通るアルミニウム製ツインチューブフレームを採用。ニーグリップしやすいスリムな車体デザインとしています。さらにエンジンを強度メンバーに加えることで、軽量化を実現しています。一方でリアフレームは鋼管製のトレリス形状を採用。これで軽量かつ高剛性、そのうえ積載性を高めています。
また2021年モデルから採用されたSHOWA社製スカイフック式EERA(電子制御ライドアジャスト)を採用したセミアクティブサスペンションKECSも「ヴェルシス1000 SE」の注目ポイント!ばね上重量がフックで支えられているかのようにスムーズな走行を実現。路面やライディングの状況に合わせ瞬時に減衰力を最適化します。
高度なサスペンションパーツと最新電子制御技術を組み合わせたKECSは、快適性を重視したしなやかなセッティングから、スポーツライディングで求められる硬質なセッティングまで、幅広いライディング状況に対応。タイヤの接地感を高め、コーナーリング時に優れた安定性を実現します。
「ヴェルシス1000 SE」のスペック
エンジン型式 | 水冷 4ストローク 並列4気筒 DOHC |
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排気量 | 1,043cc |
最高出力 | 88kW / 9,000rpm |
最大トルク | 102Nm / 7,500rpm |
車両重量 | 257kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,270×950×1,490(1,530)mm ( )内はハイポジション |
最低地上高 | 150mm |
シート高 | 820mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 21L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C (58W)、R:180/55ZR17M/C (73W) |
カラー | メタリックディアブロブラック×メタリックファントムシルバー(BK1) |
価格(税込) | 204万6,000円 |