近年のトライアンフは、ラインナップの拡充を終え、着々と既存モデルをブラッシュアップして継続しつつ、魅力的な限定モデルを投入していることは、当メディアでもお伝えしている通りです。
カフェレーサーモデル「スラクストン R」をベースに開発されたモデルの「スラクストン TFC」(”TFC”は”Triumph Factory Custom”の頭文字)が、その象徴。クルーザーの「ロケット 3」でも同じように……
「ロケット 3 TFC」を発売していました。そんな同社がこのほどリリースするのが「スクランブラー ボンドエディション」であります。
“ボンドエディション”は映画「007」との公式コラボ!
そんなトライアンフの新たな限定モデルがコチラ! 「スクランブラー1200 ボンドエディション」でございます。
「ボンドってナニ???」って話ですが、これはあの名作スパイ映画「007」シリーズのジェームズ・ボンドのこと。製作会社であるイーオン・プロダクションズとトライアンフがパートナーシップを締結したことで、次回の第25作となるJames Bond Film「No Time To Die」でのアクションシーンでトライアンフ製バイクが使用されることになりました。それを記念した限定版が「スクランブラー1200 ボンドエディション」なのです。
“ボンドエディション”は「スクランブラー1200 XE」ベース!
ご覧のように「スクランブラー 1200 ボンドエディション」にはブラックを基調とした専用グラフィックが施されているわけですが……
そのベースとされたのは、最上位機種に該当する「スクランブラー1200 XE」。
ですので搭載するエンジンは、専用チューニングが施された「Bonneville」の1,200cc水冷並列2気筒SOHC4バルブエンジン。最高出力は90PS/ 89bhp (66.2kW) @7,400rpm、最大トルク110 Nm @ 3,950 rpmを発揮します。
フロントフォークは、ショーワ製の倒立式フォーク47mm、トラベル量250 mmとハイスペック。リヤはオーリンズ製ツインショックですが、トラベル量は250mmとタップリあります。
“ボンドエディション”はグラフィックに注目!
では、「スクランブラー1200 ボンドエディション」の注目ポイントは何処なのかと言いますと……それは、ブラックを基調にしたグラフィックであります。
マフラーのヒートガードのほか……サイドカバーにも”007″のロゴが!本革製シートレザーには”BOND EDITION”の刺繍が施されています。
“ARROW”製マフラーのエンドキャップには、さり気なくカーボンファイバー製品が採用されていて特別感を高めています。これはたまらない!
“ボンドエディション”は世界限定250台!
ということで今回は、トライアンフが発売する「スクランブラー1200 ボンドエディション」をご紹介してみました。世界限定250台という大変貴重なモデルですが、なんと日本でも発売されます!
気になるお値段は……259万円! ベースモデルが205万円であることを考えると、ジェームス・ボンド好きなら納得。映画のタイトルになぞらえるなら「no time to bye」なくらい人気を集めるかもしれません。