「フォレストライダー」用の車両としてクロスカブとE-Vinoをカスタムしていく連載の4回目。前回はE-Vinoのホイールを二十世紀屋でパウダーコートしましたが、今回は塗り上がったホイールにオフロードイメージのタイヤを組み込みます!
オフロードタイヤを装着!
二十世紀屋のチンペイさんによってホイール&フロントブレーキパネルのパウダーコートが完成しました。続いてはこのホイールにタイヤを組み込みます。
組み込み作業を行ってくれるのは、連載のその2で外装バラしの時に登場した阿佐ヶ谷の太洋モータース稲村さんにお願します。
IRC「GP110」タイヤに換装!
使用するタイヤはIRCのGP110でサイズは前後共に3.00-10になります。通常の舗装路も走れますが少しオフロードっぽさがあるタイヤですので、これならばアウトドアなフォレストライダーのイメージにはピッタリでしょう!
右が今まで履いていたE-Vinoの純正。左がIRCのGP110になります。タイヤが変わるとバイク全体のイメージも変わることでしょう!
ペイントしたホイールにタイヤを組み込むのは気を使います。強い塗膜が自慢のパウダーコートとはいえ、やはり気は使います。
ベアリングを打ち込む時にはパッツンパッツンではNG。間に入るディスタンスカラーを細い棒状の物で押したときに、少しだけ動くぐらいにしておくこと。
E-Vinoに限らずですが、ヤマハのスクーターのメーターギアを取り外しするときにはSST(Special Service Toolのことで、いわゆる特殊工具ですね)が必要になることも。ヤマハ車のフロントドラムブレーキの小型車はこのタイプです。
E-Vinoでの特殊な部分はブレーキパネルのところに付く大きな輪ゴムみたいなパーツ。これはゴミが入らないようにするものなのか、はたまた音を減らすためか?写真はフロントですがリアにも入ります。
ちなみに右の黒い方がガソリン車Vinoのリアホイールで、左が電動E-Vinoのリアホイール。
Vinoのホイールはアルミ鋳造で軽いのですが、E-Vinoは鉄製なので超重たいです。見ての通りE-Vinoは前後のブレーキドラムの大きさが段違いで大きい。普通のVinoの乾燥重量が81kgなのに対してE-Vinoの乾燥重量は68kgで軽いため、制動力を上げるためのデカドラムということではないだろう。これは推測だが、電動バイクなので初速が上がってしまうのをホイールを重たくすることで制御しているのではないかと思うのですがどうか?
次回は外装のペイントに突入!
今までホイールが外された状態でジャッキアップされていましたが、これでようやく車体が転がせるようになりました。次は外装のペイントです!