【2017年の総まとめ】記事も佳境に入って来ました。今回はBMWモトラッドの1年を振り返ってみましょう。
まだご記憶にある方も多いかと思いますが、2016年のBMWモトラッドは……
“R nineT”シリーズの拡充によるラインアップ拡充と、カーボン製フレームの「HP4 RACE」の世界初公開が印象に残る1年でした。
“R nineT”シリーズが続々と日本上陸!
2016年秋に続々とコンセプトモデルとして発表された”R nineT”シリーズ。2017年は、それらを一挙に収穫=市販化する1年となりました。
それまで標準モデルであった「R nineT」は、ベースモデルの座を「R nineT Pure」に譲り、自身は足回りの強化を筆頭に、上質なネイキッドモデルへと進化を遂げて、日本上陸を果たしました!
“純粋に”ボクサーツインを味わう!国内販売が開始されるBMW「R nineT Pure」は格安&カスタムベースに最適なのだ!
そしてニューモデル「R nineT Pure」は各部を徹底的にソリッドに仕上げることで、伝統のボクサーツインの存在感を際立たせつつ、魅力的なプライス(167万円)に設定されていました。
素でボクサーツインを味わうも良し、カスタムするも良し、という新しい提案です。
そして……シリーズ中で最も注目を集めたメーカー純正カフェレーサー「R nineT Racer」も日本上陸を果たしました!
エイプリルフールには爆弾投下!
前後両輪駆動のハイブリッドが市販予定!BMW「R 1200 GS xDrive Hybrid」なら北極点にだって行けるのだ!
海外メーカーらしく、BMWモトラッドもエイプリルフールにネタを飛ばしてくれました!
当サイトでもご紹介したところ、大きな反響があり驚かされたものでした……
電動スクーターのプレミアムモデルも日本上陸!
未来のアーバンモビリティを、今すぐ体験できるモデルです。一切の妥協がないばかりか、人々の視線を惹きつけるデザインの中に、将来への持続性をはじめ、ダイナミックさや俊敏性を備えています。
気になる航続距離は、「ロングツーリングを愉しむのにも充分!」と言い切るのは少々辛い160km。それでも、シティコミューターとしてなら充分に実用できる域に達していました。
世界的に人気の”GS”シリーズに動きアリ!
4月に2017年モデルが一気に6車種リリースされたのですが、当サイトが注目したのは「R 1200 GS ラリースタイル」でした。「R 1200 GS」をベースとしていますが、実のところ「R 1200 GS Adventure」のような別モデルというワケではなく、一つのバージョンとして設定されてました。
ラリーレイドを意識したカラー&グラフィックに眼が行きますが、最大の注目点は、本モデルのみに採用された、20mm延長された前後スポーツサスペンションです!目立たない部分ですが、スポークも耐久性を考慮したクロススポーク仕様に変更されていました。
パラツインを搭載する”F-GS”シリーズは大幅なモデルチェンジ!エンジン&車体から電子制御系まで全身を手を加えられ、時代に即した進化を遂げていました。
HP4 RACEの販売が開始!
フレームをはじめ、カウルやホイールにカーボン製パーツを採用、BMWモトラッド自身が「自社の市販車史上で最高性能・最高品質」と自賛した「HP4 RACE」。遂に市販化されました!
コレがなんと、現行のSBKファクトリーレーサーと同等以上の性能に仕上げていました。車重はフルタンク状態で171kg。
これはSBKファクトリーレーサより軽く、Moto GPのファクトリーより少し重い、という驚異的な軽さが実現していました。
普通二輪免許ライダーも歓喜!
全方位的にニューモデルを投入した2017年のBMWモトラッド。
普通二輪免許ライダーが喜ぶ4,00cc以下のモデルを多数リリースしてくれたのも記憶に新しいところでしょう。
“らしさ”溢れるツアラーも登場!
アメリカ市場に向けたモデルと思われた珍しいバガーモデル「K 1600 B」を日本でも販売開始してくれたほか……
BMWモトラッドが誇る最高峰のツアラー「K 1600 GTL」もリリース。
【ミラノショー2017情報】BMWは「K 1600 Grand America」と新型スクーター、”F-GS”のモデルチェンジに注目!
そして今秋開催のミラノショーでは、更なるアメリカ仕向けモデル「K 1600 Grand America」を世界初公開!
“R nineT”シリーズや”G 310″シリーズの拡充で方向転換を図ったわけでなく、伝統のツアラーモデルも着々と進化を遂げていました。
装備の充実と技術進化も発表!
“デジタル・コネクティビティ”を実現するコンセプトモデル「Concept Link」を世界初公開したのも2017年でした。さらに……
日本で発売するニューモデルへのETC標準装備化を実現!これはツアラー需要が高いBMWモトラッド好きには喜ばしい話題でしたね。
BMWモトラッド、ホンダ、ヤマハが協力して開発している、交差点内の事故を減らすための新しいテクノロジーも発表されました!
総合二輪メーカーとして躍進した1年でした!
いかがでしたでしょうか?2017年のBMWモトラッドは、幅広い排気量・ジャンル・市場に向けて、多様なモデルを投入していたことが分かりましたね。そのほとんどのモデルが日本でも販売されている点が実に好印象です。
2018年は、どんなモデルを発表して私達を驚かせてくれるのでしょうか?期待しましょう!